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2015/10/10

朝日作曲賞受賞曲の金賞受賞率(2008~2014)

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こんばんは。

もう10月ですね。
特に今週は仕事でものすごく大きな動きがあった上、
ひたすら残業だったのでへとへとでした。
息抜きにちょっと考えてみたので書いてみたいと思います。

ということでタイトルのおはなしです。
もうすぐ全国大会ですね。
今年は特にチケット入手が難しくなっているようで、
どの部門も手に入らないという声をききます。
私もお世話になっている方のご家族分を探しております。
もし職場・一般の部のお譲り先を探している方がおられましたら、
ご一報いただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

話を戻しまして、まずはデータを見ていただきましょう。
2008年から課題曲の採用形式が現行形式になったためです。
タイトル横の数字は 金賞受賞団体数/全国大会演奏団体数 です。

2008年 「ブライアンの休日」(内藤淳一)【マーチ】 :6/20
2009年「16世紀のシャンソンによる変奏曲」 (諏訪雅彦)【オリジナル】 :1/6
2010年「迷走するサラバンド」(広瀬正憲)【オリジナル】:6/20
2011年「マーチ「ライヴリー アヴェニュー」 」(堀田庸元)【マーチ】:4/24
2012年「さくらのうた」 (福田洋介)【オリジナル】:1/7
2013年「勇者のマズルカ」 (三澤慶)【オリジナル】:1/5
2014年「最果ての城のゼビア」 (中西英介)【オリジナル】:1/7

金賞率が高いのが「ブライアンの休日」「迷走するサラバンド」、
金賞率が低いのが「さくらのうた」 「最果ての城のゼビア」になります。
ちなみに今年は全国大会で「天空の旅 -吹奏楽のための譚詩-」を演奏する団体は1団体ですので、
金賞率でいうと100%か0%しかないというすごい状況です。
金賞受賞が危ぶまれた曲はこれまでもありましたが、
1団体しか演奏団体がないというのはかなりの状況ではないでしょうか。

課題曲は基本的にマーチが演奏されやすいため、
「迷走するサラバンド」の演奏数と金賞数は目を見張るものがあります。
2010年課題曲は全曲で金賞受賞団体がうまくばらけたので、
結構バランスがよかったのではないかな、と思います。

朝日作曲賞は「課題曲として演奏しやすい」曲が必ずしも選ばれるわけではないのですが、
ここ3年連続して1団体しか金賞を受賞していない、
というのは少し考えるべきではないかなと思うのです。
しかもそのすべてが中学校の団体。
「さくらのうた」「最果ての城のゼビア」が日進市立日進中学校。
「勇者のマズルカ」が北斗市立上磯中学校。
ちなみに今年の「天空の旅 -吹奏楽のための譚詩-」も名古屋市立神丘中学校のみが演奏します。
愛知の団体なかなかチャレンジャーで面白いです。
ちなみに日進中の全国大会の出場記録見てると面白い。
全国大会に出たときは全部オリジナル曲の課題曲選んでるんですね。

朝日作曲賞受賞曲は、課題曲においてその年を代表する曲といっても過言ではないですから、
たくさんの団体に演奏されてほしい、という思いがあります。
ですので、近年の状況はちょっとさびしいかなとも思います。
来年の朝日作曲賞受賞曲はマーチですから、
このような状況にはならないかなとも思いますが、
今後のことを考えると、広く演奏されるようなすぐれた曲を、
連盟側も演奏団体側も選ぶ意識を持つ、
ということが必要になってくるのではないかなあ、と思いました。

という、おはなしでした。

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