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2014/02/06

例の事件で思い出したこと

こんばんは。

ゆるゆると10年ぐらい書いている当ブログにて、
唯一コメント欄でNGワードにしている文言があります。

「佐村河内」です。

佐村河内氏がここまで世間一般に名前が知れていなかったころ、
そうですね、「交響曲第一番」や「吹奏楽のための小品」(会見でも取り上げられていた作品です)
が吹奏楽界隈でも話題になっていたころでしたでしょうか。
当時はまだまだ活発だった当ブログでも取り上げたことがありました。
当ブログの基本方針は「肯定的に書くこと」ですので、
いつものとおり肯定的に書いたつもりでした。
・・・つもりでした、と書いたのにはわけがあります。

検索か何かで当ブログの記事を読まれた、
ある方の目にはそうは映らなかったようです。
コメント欄で何度かやりとりをしましたが、
その方にとってはよい印象には映らなかったらしく、
ついには「佐村河内氏のことは今後一切書くな」という趣旨のお言葉をいただきました。

で、少し前まではいただいた言葉の通りに、
まったく書かずにいました。
そう、今回の事件が明るみになるまでは。

どれだけ有名になろうとも、どれだけ話題になろうとも、私は書きませんでした。
なぜかというと、特に話題にしなくてもブログを書くのには何の影響もなかったこと、
それから、なるべくトラブルにつながることは避けたかったことが挙げられます。
NGワードに設定したのもそのような理由からです。

今回たまたまうっかり話題にしてしまったので、
5年近く守ってきた誓いを破ってしまったことになります。
しかし、このような状況で咎める方もいらっしゃらないだろうと思いますので、
今回、こうして書いてみました。

今思うのは、5年ほど前に自らの正義をもとにコメントを書かれた方は、
今回の事件についてどう思っているのかな、ということです。
案外、その時々の流行りものを追いかけていて、
今はまったく興味すら抱いていないのかもしれません。
そのようなやりとりをしたことさえ忘れている可能性も大きいでしょう。

それは、個人の自由だと思います。

と同時に、どれだけ私の中では肯定的に書こうとも、
そうでないと目に映る方にはそうでない、という事実があること。
それを知った機会でもありました。

今回わかったことは、
音楽について誠実に、前向きに未来を見ている方がたくさん周りにいらっしゃること、
誠実さと真摯に向き合うことは、どのような人の目にもまっすぐ映ること。
それを知る貴重な機会となりました。

今回、私としては長年抱えてきたことから解放されて、
正直ありがたかったです。
私は5年程度でかつ軽微なことですが、もっともっと長くの間、
辛い思いをしてきた方がいらっしゃいます。
その方々の気持ちを考えると、いたたまれません。

さまざまな問題を抱えた事件となると思いますが、
誠実に音楽に向き合っている方々には本当の幸せがやってきてほしい。
そう思います。

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