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2012年6月の記事

2012/06/24

いわゆる「邦人作品ブーム」の、その先へ

こんばんは。

コンクールの抽選も各地で行われ、
それに伴い今年の各団体の課題曲・自由曲も発表されつつあります。

選曲を見る限りでは、
邦人作品のブームはまだまだ続いているように思えます。
この先いつまで続くのか、というのは
「日本の作曲家と吹奏楽の世界」の巻末対談でもお話されたことですが、
もし、次のブーム(と呼べるもの)がもしあるのであれば、
何かしらの芽が出ているようにも思えるのです。

思いつくのはJWECCでしょうか。
海外の作品や、比較的若い作曲家さんの作品を積極的に紹介しているようにおもいます。
吹奏楽メイン以外の作曲家さんの作品を積極的に取り上げている、
「バンド維新」という流れもありますね。こちらは邦人作曲家メインです。

私が見過ごしているだけできっと他の流れもあるように思います。
たとえば、バンドパワーでは海外の作曲家さんの作品も積極的に紹介していて、
それが大ブームになっている、というのは前々からある流れだと思います。

こういうのは、きっと私より若い世代の方の方がよく把握されているのかな。
私もお休み中なので、
一応流れは追っているものの、
以前ほどは積極的になれていませんし・・・
ただ、そろそろ次の流れを見てみたいな、と思います。

という、なんだかまとまりのない話でした。
もうちょっとお休みします。

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2012/06/18

2012年7月の吹奏楽番組放送予定+α

こんばんは。
まだまだお休み中です。

毎月恒例吹奏楽番組の放送予定です。
今月も「Webぶらあぼ」さんにお世話になります。
アドレスはこちら。
http://www.mde.co.jp/ebravo/book/201207/#page=184

ではいきましょう。

【NHK-FM】
・吹奏楽のひびき 毎週日曜8:10~9:00
 http://www.nhk.or.jp/classic/hibiki/

 7月1日(日) アルメニアの音楽特集
 7月8日(日) 第15回「響宴」~最新の邦人作品から~
 7月15日(日) 没後400年 ガブリエリ特集
 7月22日(日) オリンピック音楽特集
 7月29日(日) リクエスト特集

「アルメニアの音楽」といえば、
もちろんアルメニアンダンスですよね。
きっと放送されるのかな、とは思いますが、
その他の曲も放送されると思います。(放送時間的に)

「響宴」、どの曲が放送されるのでしょうね。
委嘱作品枠は「明日への絆」でお願いいたします。
他はどうなんでしょうね。
下谷奨励賞受賞作は、どちらかは放送されそうですが。
OSB委嘱作どちらかは放送されるとよいですね。

ガブリエリといえば金管アンサンブルですかね。
どんな曲が放送されるのか楽しみです。

オリンピック音楽特集、
日本のみならず海外の開催での曲も放送されるのでしょうか。
楽しみです。

吹奏楽番組ではありませんが、
吹奏楽曲が放送されそうな番組がありますのでご紹介です。

・DJクラシック 毎週金曜21:10~22:00
 7月27日(金) 茂木大輔の”オーケストラをやってきた!”
 オリンピック特別企画 行進曲大特集!

 「吹奏楽のひびき」でも特集される、オリンピック特集ですね。
 行進曲ということで、おそらく吹奏楽曲も放送されるかと思います。


【ABCラジオ】※近畿圏のみ
・吹奏楽の時間 毎週日曜6:45~7:00
http://abc1008.com/suisougaku/index.html
トークと短めの曲1曲、という構成です。


さて、おまけで今月の気になる吹奏楽番組の内容をご紹介します。

ひとつめ。
次回の「吹奏楽のひびき」はリクエスト特集です。
放送内容はこちら。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-06-24&ch=07&eid=87616

先日話題になりました、「行進曲“金星の太陽面通過”」が放送されます。
「組曲“惑星”から“木星”」も放送されますね。
この二つに関連するのは、ふたご座。
占い的に「金星の太陽面通過」が起こったのはふたご座で、
先日木星が移動したのもふたご座です。
でもってパーソナリティー氏もふたご座さんですね。
少し早めですがお誕生日おめでとうございます。
あと、「ローマの祭り」も気になるところです。
酒井根中ご指名のリクエストなんですかね。

ふたつめ。
次回の笑ってコラえての「吹奏楽の旅2012 マーチング編」は
精華女子高等学校の回です。
詳細はこちら。
http://www.ntv.co.jp/warakora/
私は残念ながらリアルタイムでは見られません。
このところ水曜は出かけてることが多いです。

みっつめ。
次回の「Nishinomiya WIND WAVE」に
大阪市音楽団のコンサートマスター長瀬敏和さんがご出演されます。
詳細はこちら。
http://787brass.blog.so-net.ne.jp/
コミュニティFMなので聴ける地域が限られるのですよね。
コミュラジ対応してもらえるとうれしいなあ、と思います。

7月も楽しい吹奏楽ライフをお送りください。

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2012/06/09

お休みしています&2012年度吹奏楽コンクール課題曲 マーチ2曲についての一考察 【ブログ版】

おはようございます。

一部の方にはお知らせしていましたが、
ブログをお休みいただいています。
お気づきの方っていらっしゃったのでしょうかね。

お休みいただいている間にいろいろやってたのですが、
そのうちの一つを転載したいと思います。

ツイッターに書いた、今年の課題曲2曲についてのお話です。
元のまとめのアドレスはこちら。
http://togetter.com/li/312930
転載文は、ブログ用に一部整理しています。

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(1)2012年の課題曲マーチ2曲についての一考察。
かなり長文なので興味のない方はスルー推奨。
ちなみに私のことなので、当然のことながらアナリーゼ等はなく、基本的に妄想です。

(2)今年の課題曲マーチ2曲はどちらもたすける人の音楽。
課題曲2「よろこびへ歩きだせ」は教会オルガニストさん作曲、
課題曲4「希望の空」は自衛隊音楽隊の隊員さんの曲。

(3)「よろこびへ歩きだせ」のトリオは傷ついた人を癒すコラール。
教会という信仰の場に長くいらっしゃる方だからこそ書ける曲でしょう。
宗教は戦争の理由になるものではなく、本来は心のよりどころ、思いの柱になるもの。.

(4)そういった意味での、精神的な「人をたすける力」。それを強く感じる曲でもあります。
では一方の「希望の空」といいますと、作曲者さんご本人は音楽隊所属なので、
精神的に人を励ます部署の方でありますが、
やはり本来の自衛隊というと、物理的な意味での「人をたすける力」を想像します。.

(5)航空自衛隊の英語表記は「Japan Air Self-Defense Force」。Forceがまさしく「力」ですね。
「力」を意味する英語はほかにもpower、strengthなどがありますが、
これらの違いはここにまとめられています。http://t.co/nrQLcyVh

(6) Forceはpower、strength が備わっていて初めて出せる「力」。
もっとも上位に位置する「力」なのかな、と思います。
ところで「力」というと、占い大好きな私はタロットの「力」も連想します。これは「strength」ですね。

(7) 某P4では「剛毅」となり、対応するキャラクターは男性となっているのですが、
そもそもの「力」のカードに描かれているのは「人間の女性がライオンをてなずけている姿」なんですね。
武力行使的な「力」ではなく、人に内在する精神的な「力」。

(8)ですので、男性的な意味合いが強い「戦車」(これに対応するのは女性のキャラクター)と
本来の意味ではキャラクターを入れ替えたほうがあってると思うのですが・・・
これは余談ですね。ごめんなさい。

(9)話を戻して、ひとくちに「人をたすける力」といっても、
精神的な側面や物理的な側面など、いろいろあります。
たとえば医療はまた違った意味での「人をたすける力」でしょうし、
私は情報や知識、技術などで人をたすけるお仕事をしています。
今日(5/31)も2件ほどたすけてきました。

(10)未曾有の大災害が起こった直後に募集された朝日作曲賞の作品。
応募する側も、選ぶ側も、震災を意識した人は少なくなかったのではないでしょうか。
だからこそ、「ひとをたすける力」を強くもった行進曲の作品が選ばれた、
というのはある意味必然だったのでは、と思います。

(11)行進曲は「前進する力」を持った曲です。
私が行進曲好きな理由の一つにそれがあります。前に進むためには何が必要か。
傷を癒し、励ます力。それが一つの答えなのかな、と思いました。

(12)長々と申し訳ありませんでした。自分用まとめとして後でまとめようと思います。

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本題は余談のチエチャン・・・ではないのですが、
(女の子で戦車はやっぱり。と思うのですよ・・・女の子らしい子ですし)
どちらかというと精神的な力、に重きを置いている文ですね。
この文を読んでくださった「希望の空」の和田さんからもコメントをいただきまして、
和田さんのお父様のご職業に関することや、
「よろこびへ歩きだせ」の土井さんとのつながりなど、
興味深いお話を伺わせていただきました。
ありがとうございます。

こういう文を書こうと思ったそもそものきっかけがあるのですが、
そのことを経験しない限りはこのようかことも考えもしなかっただろうな、
と思いました。
失う悲しみはつらいものですけれども、
同時に、いろいろな大切なことも気づかせてくれます。

皆様も、よいご週末をお過ごしください。

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