オーケストラと吹奏楽と
こんばんは。
今年はなにわオーケストラウィンズは大阪公演のみ、
N響ほっとコンサートもおそらくオーケストラ編成のみ、
ということで、いわゆる「オーケストラ奏者による吹奏楽」の演奏会が、
今のところ東京ではないのかな、という感じです。
オーケストラ奏者による吹奏楽の演奏が、
東京でも聴けるようになったのは2006年のこと。
N響吹奏楽の印象が強いですが、
実は、3月に東フィルマーチ特別演奏会という、
マーチを主体としたオーケストラ(吹奏楽もあり)の演奏会も開かれています。
当時の演奏会感想もありますのでリンクしておきます。
http://coral-b.tea-nifty.com/ver2/2006/04/__4b0a.html
なにわが東京への出張公演を行ったのが2007年、
その後、渋谷ブラスフェスタ(2010年)、
東京メトロポリタンウインドアンサンブル公演(名古屋・2011年)
など、オーケストラ奏者による吹奏楽の演奏会が増えていきました。
吹奏楽編成ではありませんが、
大阪フィルも2008年から吹奏楽とのコラボ演奏会を開始しています。
2011年まで拡大傾向にあったオーケストラ奏者による吹奏楽の演奏会が、
今年になって少し落ち着いたのはなぜでしょう、
と考えたとき、思いついたのは、
プロの吹奏楽団のメディアの露出が増えたことがあげられるかな、と思います。
昨年度から「吹奏楽のひびき」で公開録音が行われるようになりましたし、
「題名のない音楽会」も吹奏楽を取り上げる回が増えました。
「N響アワー」が「ららら♪クラシック」に移行して、
N響の枠にとらわれないジャンルの曲を取り上げられるようになったので、
餅は餅屋、という方向になったのかな、とも思えます。
ただ、やはりオーケストラ奏者の音って、
プロの吹奏楽団の音とは違うと思います。
それぞれ良さがあると思いますし、
どちらも楽しむことで幅が広がるとも思います。
大阪という地方(なんですよね)での演奏会でありながら、
チケットがすぐ完売するというのはそれだけの理由があるということですし。
そういえば、地方ではむしろ拡大傾向にあるのかもしれません。
ラ・フォル・ジュルネでは吹奏楽編成のプログラムが組まれているところもありますし、
確か九州ではオーケストラによる吹奏楽演奏会があったように思いますので。
あ、でもラ・フォル・ジュルネは吹奏楽団体の演奏がほとんどですね。
すみませんです。
東京では拡大傾向にあった吹奏楽とオーケストラのコラボが、
ここにきて2005年ぐらいの状況に落ち着いたこと。
これからを考えるにちょうどよい機会なのかもしれません。
そういえば、最近2005年のことを考えることが多いです。
わたしにとってはターニングポイントになった年ですので。
という、おはなしでした。
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