作曲家個展について考える
こんばんは。
今年は大栗裕没後三十周年ということで、
私が把握しているだけで二つ、大栗裕作品のみの演奏会が開かれます。
・甦る大阪の響き~大栗裕没後30年記念演奏会~
http://www.osaka-phil.com/schedule/detail.php?d=20120420
・フィルハーモニック・ウインズ 大阪 第12回 定期演奏会
http://www.izumihall.co.jp/schedule/list.html?cid=269
以前、A.リードが亡くなったときも氏の作品のみの演奏会が開かれましたが、
吹奏楽ですと、一人の作曲家のみの作品の演奏会は、
いわゆるクラシックに比べるとそう多くないように思います。
たとえば、2部構成のうちの1部を一人の作曲家に焦点を当てるとか、
そういうことは比較的多いようにも思います。
なぜかと理由を考えてみると、
・個展の対象となる作曲家の数
上記で挙げた、大栗裕やA.リードクラスの超ビッグネームでないと、
やはり曲数的にも集客的にも難易度が高いのでは、と思います。
・1曲の長さ
たとえば、交響曲や組曲を何曲も発表しているような作曲家であれば、
プログラムの構成もしやすいのかな、と思うのですが、
たとえば、邦人作曲家で交響曲や組曲をたくさん書かれている方は、
そう多くないと思うのです。
前述の大栗裕もしかり。
1曲の長さがある程度限られてくると、
1つの演奏会でいっぱいつめこまなくてはいけなくなりますし。
統一感を出すのは、ちょっと難しくなってきます。
などが考えられます。
個人的にはいたるさまオンリープログラムを聴きたくて仕方ないのですが、
それはそれとして。
まずは作曲家に興味を持ってもらえるようなことを提案していくのが、
曲好きの務めなのかな、と思いました。
という、おはなしでした。
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