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2011/06/25

第14回響宴【感想】

こんばんは。

早速感想を書いていきます。

今回も、たくさんの方にお世話になりました。
お会いした皆様、お誘いくださったみなさま、
本当にありがとうございます。
もともと今回は行かない予定だったのですが、
縁あって今年も行くことになりました。
そういう風になるもんなんですね。

ところで、今回は「震災後」ということを大変意識する回だったように思います。
曲のテーマも、何かしらそういうものを感じされるようなものが多かったように思います。
ちなみに震災後初の関東だったのですが、
想像以上に節電対策がされて驚きました。

ではいきましょう。
最初の団体は、磐城高校です。
震災の影響で出演されるか、個人的に心配していたのですが、
現在は普通に授業も部活も行われているとのこと。
よかったです。

オープニングはマーチ「ブライト・サンシャイン」。
名前の通りのオープニングにふさわしい、
明るいスタンダードなマーチでした。
高校生にふさわしい、若々しいマーチだったと思います。

二曲目は磐城高校の委嘱作である、
交響的詩曲「地獄変」です。
最近、福島弘和氏にドロドロ系の曲を委嘱するのが流行なのでしょうか。
OSBの「パッサカリアとトッカータ」も確かそうでした。
さわやか系イメージの福島氏の、作風の幅の広がりが感じられるからでしょうか。
曲はそのタイトルの通りのドロドロ系の曲。
どんどん作風の振り幅が広がっているのわかります。
個人的にはこれからの展開が楽しみな作曲家さんです。

三曲目は交響詩「母なる北方の大地 ― すべての生命を讃えて」。
こちらの偶然とはいえ、震災への関連を感じました。
評価もいろいろな声のある八木澤氏ではありますが、
この時期、このタイミングで聴いて、素直に「よいな」と思いました。
確かに、「書ける」作曲家さんではありますよね。

磐城高校入場時にスタンディングオベーション、
そして演奏後に花束手渡し&写メ撮影など、
いろいろな展開のあった磐城高校パートは、これで終了。

次は、アンサンブルリベルテです。

1曲目は、委嘱作品の「Full Blast」。
今回は比較的委嘱作品の多い年ですね。
とにかく早く、というかなりハイテンポな曲です。
今回、女性作曲家は石毛里佳氏お一人ということで、
新鮮味を感じられたように思います。
オーケストレーションの捕らえ方が、男性とちょっと違う感じですかね。

2曲目は「I Love the 207」です。
207というのは207系の電車だそうです。
実は4月に委嘱団体による再演があったのですけど、
結局は行かなかったのです・・・
本当であれば、響宴パスしてこちらに行こうと思っていたのですけど、
結果的に響宴の方に行くという、なんだか不思議なものですね。
曲は、かなりのほのぼの系列車な感じの曲。
「お花たちのパーティー」とか、ああいう感じですね。
そういえな、「お花」もワルツですし
「I Love the 207」もワルツの箇所がありますね。(たぶん)
曲のモチーフになっている尼崎の列車事故の時期は、
私にとっては人生の転換期ともいえる、
本当に幸せな時期だったのです。
事故の時期にそういうことを書くのもどうかと思いますが、実際そうだったので。
そのころのことを、なんとなしに思い出しました。

「Deux Situations」の、1曲目と2曲目の雰囲気の違いは、
もう別人といっても過言ではないぐらいです。
個人的には、2曲目の親しみやすい雰囲気が大好きです。
こういう、一般よりのときの天野氏のエンターテイメント性は、
ほかの追随を許さないですね。
そういえば音源を持っていることを思い出したので、
また聴いてみようと思います。
(創価学会関西吹奏楽団の「交響的断章」に収録されています)

次は、中央大学です。
1曲目は「フレイム」 クラリネットと吹奏楽のための協奏曲です。
ソリストが佐川聖二氏、この曲のみ指揮が福本信太郎氏です。
佐川聖二氏のクラリネットを始めて聴きましたが、すごいですね。
音の通りといい、安定感といいさすがプロ!です!
きらきらなジャケットもらしくてよかったです。
曲は、「フレイム」の通りの、ほの暗い炎の雰囲気でした。

最近注目度大、期待度ナンバーワンとの呼び声の高い、
井澗昌樹氏の「Bye Bye Violet」は、圧倒的な存在感でした。
激しい佐川氏の指揮との相性もよかったように思います。
かなりタイプの違う指揮者での聴き比べが今後できるということで、
楽しみだなあ、と思っています。

「蒼き景の彼方に」は、「あおきひかりのかなたに」と読みます。
自然、ひいては地球そのものをテーマとした曲です。
こちらも、「震災後」を感じさせるような曲で・・・
なんだか、この時期に聴くと切なくなりますね。

「カルカソンヌの城」は委嘱作品。
グレード低めで小編成という、
今最も需要の高い方向性の曲だと思います。
今後も、こういう方向性の曲が増えるのかな。
小編成も熱いですものね。

「ブルーコーナー」は、今回ほぼ唯一のポップス系の曲。
いわゆる吹奏楽の曲、という曲が多い今回において、
少しテイストが違うこの曲でほっとできました。
金山氏のオーケストレーション、やっぱりいいですね。
好きです。

「そして時は動き出す―太鼓と吹奏楽のための祝典序曲」、
相変わらず全部もっていっちゃいますね。
この存在感と圧倒的なエネルギーはどこからくるのでしょうか。
ヒダノ修一氏の太鼓は言うにおよばず、
想像以上にポップな曲調を吹ききっていたように思います。
さすが川越奏和ですね。

ラストは陸上自衛隊中央音楽隊です。
震災で大変だったと思いますが、
無事に出演っされて、安心しました。
少し平和が戻ったことの象徴ですものね。

「マーチ・プログレス」は、不思議な曲調の曲です。
わりと突然終わるように思います。
ですが、個性的な部分が決してセオリーから外れているのではなく、
きちんと流れに沿っていて好感を持ちました。
「奇をてらう」って、流れに沿ってこそ、というのが私の持論ですので。

「受容 ~此の岸と彼の岸の狭間~」は、委嘱作品です。
こちらのテーマは、「大切な人の死」、と、その受容です。
震災そのものがテーマではないのですが、
クローズアップされるこのテーマは、
震災にもつながるテーマなのではないかと思います。
一瞬見える明るい箇所が、逆にせつなさを感じさせます。
一瞬でも安らぎを感じられますように。

ラストは、「ニライカナイの海から」。
打楽器の方々の沖縄っぽい衣装にどよめきが起こってました。
真島氏の沖縄系曲というと「コーラル・ブルー」とか、
ほかにもありますよね。
とにかく明るい、元気になれるような、
楽しい曲で締めでよかったです。
沖縄系曲、何気に二年連続ですね。

さて、響宴は、私は来年、必ず行くことが確定しているのですが、
さすがに一人よりは、一緒に楽しめる人と一緒に行けるといいなあ、
と思う今日この頃です(^-^)

ということで、感想でした!

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