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2011/01/25

吹奏楽はプロだけで語れるか

語れません。
というのが結論なのですが、もう少し突っ込んで考えてみよう、
というのが今回のお話です。

さて、年始に入りCDの発売情報も増えてきました。
コンクールを意識した各出版社のセレクションものも次々に発表されて、
どんな曲が聴けるのか楽しみなところでもあります。

さて、これらの新譜の演奏を担当しているのはプロの団体が多いです。
プロによる安定した演奏で新曲を楽しむ。
すばらしいことです(^-^)

さて、ちょっと視点を変えて、
アマチュア(プロも含みますが)の活動の大きな中心となっているコンクール、
これらで人気の曲について考えてみましょう。

昨年末に発売された「吹奏楽ベーシック講座」に、
邦人作品として、
現在人気の「科戸の鵲巣」「ウインドオーケストラのためのマインドスケープ」
が紹介されていました。
ですがこの2曲、現在はまだプロによる演奏音源が市販されていません。
「科戸の鵲巣」はプロ団体(陸上自衛隊中央音楽隊)の委嘱作品ですが、
それでもまだ、発売されていないのです。

コンクールで人気の邦人作品で、
「吹奏楽ベーシック講座」にも掲載されていた作品といいますと、
「三つのジャポニスム」がありますが、
こちらはプロの演奏による音源が発売されています。
複数ありますが、ひとまずは委嘱団体の音源を。
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-0339/

あと、これから人気がさらに出そうな邦人作品といえば、
個人的には「ラッキードラゴン」が思いつくのですが、
こちらは、プロによる演奏音源が発売されています。
こちらです。
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-2061/

このことからどういうことがいえるかというと、
「プロによる演奏の音源を紹介する」という条件で曲を紹介する場合に、
その曲が吹奏楽の重要なレパートリーとして曲が認知されているにも関わらず、
音源を紹介することができない、
ということになってしまうのです。
音源の条件として「国内のレーベルで発売されているもの」
とされているのであればなおさらです。

アマチュアでも素晴らしい演奏があって、
その素晴らしい演奏があってこそレパートリーとして広がった、
という側面があるにも関わらず、
プロによる音源がない、という理由で紹介することができない、
というのであれば非常に残念なところです。
もちろんプロにも役割がたくさんあって、
吹奏楽はプロに牽引されているところも多くあるのですが、
アマチュアの役割も決して無視できるものではなく、
相互に影響し合って成り立っているというのが、
吹奏楽の現状である以上、
プロ側の視点のみで語るというのは非常にもったいないことだと思うのです。

私自身がアマチュアですし、
アカデミックな教育を受けたわけでもありませんので、
えらそうなことは決して言えないのですが、
プロ側の視点だけではなく、
アマチュア側の視点も見えるような、
そういうスタンスができるといいなあ、
と思った次第です。

というお話でした。

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