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2010/06/15

ヤン・ヴァンデルロースト氏の公開レッスンに行ったよ

こんばんは。

タイトルのおはなしです。
行ってきました、公開レッスン。
駅から会場までそれっぽい人をぜんぜん見かけなかったので、
「もしかしたら受講するのは私だけかも」
と思ったらそんなことはなく、
会場に多数の方が来られていました。
学生さんはもとより、社会人の方も多数来られていました。

公開レッスンは
本日の演奏曲「アルセナール」「カンタベリー・コラール」「スパルタクス」
についてのレッスンと、
それらの曲のミニコンサート、
最後に会場の方も参加して「アルセナール」の合同演奏、
というプログラムで進んでいきました。

公開レッスンで、一番長く時間をとっていたのは
「アルセナール」で、
各パートの役割や、表現方法などを
パートを抜き出したり、一部分を演奏したりしながら解説をなさっていました。
「カンタベリー・コラール」は、フレーズですね。
冒頭八小節を一フレーズとして演奏するとよいそうです。
「スパルタクス」では、拍子について実際に演奏して違いを解説なさっていました。
ちなみに、公開レッスンの通訳は、作曲家の田中久美子氏でした。

これらの解説の後、実際に3曲を通して演奏されていました。
それぞれポイントを。
「アルセナール」で印象に残ったのは、最後はわりとあっさり終わっていること。
指揮者によっては、rit.をかけたりする場合もあるのですが、
思った以上にテンポの変化もなく、さらっとした終わり方をしていました。
「カンタベリー・コラール」では、イングリッシュホルンが入ると
曲がかなり違った感じになること、
当然のことながらもちろんあったほうがよい!
と思える演奏でした。
「スパルタクス」は、いろいろ仕掛けがあって、
シンプルな前2曲とは違う楽器の面白さを感じることができました。

ヴァンデルロースト氏の指揮で出てくる音は、
しっかりした感じ、いい意味で堅い感じのする音です。
個人的にヴァンデルロースト氏の指揮で好きな曲は、
「湖の畔で」です。
同名タイトルのCDもよいのですが、
この曲がラストになっている「バベルの塔」が、
CD全体としてすっきりと終わるので、
こちらもおすすめです。

最後は、お客さんも交えた合同演奏。
学校の部活単位で来られているところもありましたので、
かなりの大人数になっていました。
ホルンだけで数えたら私含めて9人いましたので、
全体だと相当な人数になっていたと思います。
もちろん、楽器を持ってこなかった方もいらっしゃいますので、
公開レッスンそのものをお聴きになった方は相当数いらっしゃったのでは、
と思います。

私は昨年「アルセナール」を演奏したのですが、
結構今でも覚えているものですね。
これには私もびっくりしました。
あと、勢いで買った「アルセナール」のフルスコアと、
新しい譜面台が役に立ってよかったです。

これだけの充実した内容で無料とはとっても太っ腹!
ものすごく勉強になりました。
ありがとうございました。

というおはなしでした。

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