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2010/03/11

大阪音楽大学 第41回 吹奏楽演奏会【感想】

こんばんは。

明日から出張のためしばらくPCからの更新はお休みです。
ということで、今日はちょっと多めに更新したいと思います。

タイトルのお話。
演奏会感想ですね。
行ってきました。
ちなみにこの日、お昼は「開運!なんでも鑑定団」の公開録画に行っておりました。
両親の分2枚応募したら母親だけが当選して、
すねた父親が「行かない」ときかなかったので、
母親のお供に一緒に行った次第です。
その公開録画の後、この演奏会に行くために電車に乗ろうとしたら
改札で長兄に会いましたし。
なんだか不思議な日でした。

では感想に行きましょう。
第1部は北野徹氏指揮によるマスランカの交響曲第5番のみ、
というチャレンジングなプログラム。
曲解説にもありましたが、コラールベースの現代風味付け、
というのがこの曲の特徴でしょうか?
古風なメロディがそこかしこに聴こえますが、
中心となるメロディはあまりなく展開するような感じですね。
ただ、3楽章がユーフォの独奏で、
これはもう歌いまくりメロディいっぱい!な感じでしたので、
歌う、というのはここ中心にあるのかもしれません。
全体的に石造りの建物が立ち並ぶビジネス街の雑踏、
といった感じの曲でした。
大阪でいうと北浜ですね。
淀屋橋ではなく。

第2部は、丸谷明夫氏指揮による演奏。
私はこのコテコテな感じのものが聴きたくて来たのでした。
同じように思っている方もいらっしゃったようで、
丸谷先生の人気の高さを感じました。

全般的にテンポ遅めな感じで、
普段聴き慣れているアルメニアンダンスやマーチとは、
ちょっと違った味付けのように思いました。
週一回一時間の練習、ということで
いろいろな苦労があったことと思われます。
この演奏会の翌日、父に
「昨日は何を聴いた?」ときかれたのですが、
最近は私もちょっと優しくなったので(苦笑)、
「古関裕而」と答えたのでした。
この方なら、あまり私の趣味に興味のない父でもわかりますものね。
と、話を戻して。
丸谷先生が語られていたこと。
まず一つ目は、吹奏楽も他のジャンルに引けをとらない、
質の高さを誇ると自負されていること。
二つ目は、難しいことと楽しいことがあるが、
丸谷先生は楽しい見せ方で吹奏楽を広めたい、ということ。
ニュアンス的にはそういうことを語られていました。
難しいというのは、いわゆる現代音楽に代表されるような曲ですね。
イメージ的にはいつもNAPPさまを思い出します。
楽しい、というかわかりやすい、といった方がよいのかもしれませんが、
これが、丸谷先生の得意とするところなのだと思われます。
全MCが入った吹奏楽のCDってよっぽど楽しくなければ発売されませんものね。
私は、というとやっぱりわかりやすい方がやりやすいので、
わかりやすい方でもりもり活動したいなあ、
と思っているのです。
どちらかだけがいいとか悪いとかいうのではなくて、
どちらも必要なんです。
うまくお互いを認め合って助け合っていけるとよりよくなるのではないかなあ、
と思う今日この頃なのでした。

そんあこんなで第3部。
会場に多くいらっしゃっていた制服姿の学生さんは、
これを楽しみにしていたのではないのでしょうか。
なんといっても課題曲!
そして、今人気沸騰中の高昌帥氏アレンジの「ダフクロ」!
もう、コンクール向けプログラムですよね。
課題曲はII、III、IVという、
この演奏会の前の週に行われた大阪音大の短大と同じプログラムだったのですが、
人数も多いためか、より安定して聴けたと思います。
そして「ダフニスとクロエ第2組曲」!
コンクールでカット版はよく聴くのですが、
恥ずかしながら全曲を聴いたのは初めてです。
合唱も入るのですね。
いつもとちがう雰囲気で楽しめました。

アンコールは「魂よ天高く舞い上がれ」、
そして「ブロックM」。
「魂よ天高く舞い上がれ」は曲を知らずに聴いたのですが、
オーケストレーションが結構いい感じだな、と思ったら
スウェアリンジェンの曲だったのですね。
スウェアリンジェンはもっと評価されるべきだと思います。
「ブロックM」、楽しいですよね。好きです。

ということで、感想でした。

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