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2010/02/10

デハスケCD「ZODIAC」(ゾディアック)をご紹介

こんばんは。

書くネタはいろいろあるのですが、
久々に占い話をしたいなあ、
ということで、タイトルのお話。

CD発売に先駆けて、
音源がダウンロードできるようになったこのCD。
かなりボリュームのある内容となっております。

CDの情報は下記アドレスをクリック!
https://www.musicstore.jp/database/search.php?view=review&order_no=057540
でもって、音源のダウンロードはこちらから。
http://www-musicdownloadstore.com/fs/main/sub_catalog.asp?mother_catalog_num=317&catalog_num=1051

今日は占い話ですから、
タイトルナンバーのヤン・デハーン作曲の「ゾディアック」について、
お話をしてみようと思います。
占いの方向性からのお話ですね。

「ゾディアック」そのものが黄道十二宮、つまりは
朝の占いカウントダウンで見るような星座をさすわけですが、
曲の「ゾディアック」は12楽章ではなく、4楽章で構成されています。
ここらへんの事情はたぶん曲解説を見ればわかるとは思うのですが、
この4つの楽章のタイトル、共通点がないように見えてきちんとあります。
まず、楽章のタイトルは下記のとおりですね。
「牡牛座」「蠍座」「水瓶座」「獅子座」。
これらの星座は、いずれも不動宮(固着宮ともいいます)
という区分に分けられる星座です。
ちなみに、他には「活動宮」「柔軟宮」と呼ばれる区分があります。
でもって次に、星座には他の分け方もあります。
先ほどの区分は12星座を3つに分けた分け方ですが、
2つに分ける分け方と4つに分ける分け方もあります。
2つに分けるわけ方は男性星座と女性星座、
4つに分けるわけ方は火の星座、地の星座、風の星座、水の星座
というふうなわけ方です。
だんだんわからなくなってきましたね。
これらをちょっとまとめてみましょう。

牡羊座:男性星座、活動宮、火の星座
牡牛座:女性星座、不動宮、地の星座
双子座:男性星座、柔軟宮、風の星座
蟹座:女性星座、活動宮、水の星座
獅子座:男性星座、不動宮、火の星座
乙女座:女性星座、柔軟宮、地の星座
天秤座:男性星座、活動宮、風の星座
蠍座:女性星座、不動宮、水の星座
射手座:男性星座、柔軟宮、火の星座
山羊座:女性星座、活動宮、地の星座
水瓶座:男性星座、不動宮、風の星座
魚座:女性星座、柔軟宮、水の星座

区分の組み合わせは各星座ごとで異なっていて、
それらの組み合わせで星座の特徴がわかる仕組みとなっています。
太字になっている星座が不動宮の星座ですね。

楽章の順が星座の並び順になっていない理由はわかりませんが、
(星座の順であれば「牡牛座」→「獅子座」→「蠍座」→「水瓶座」になります)
女性星座→男性星座の順にはなっていますので、
ここらへんにヒントがあるのかもしれません。
獅子座は華やかですからフィナーレ向きの星座だと思いますし、
水瓶座はザ・3楽章!といったいかにもトリックスターな星座ですから、
この並びはなんだかいいなあ、と思うのです。
2楽章向きなのは本来なら牡牛座だと思うのですが、
蠍座は1楽章向きではないので、この位置になったのかな、
とも思います。
そういえば、櫛田てつ之扶氏の作品
組曲「星へのきざはし」第1部も蠍座は2楽章ですね。
http://www.brain-shop.net/shop/g/gBOCD-7401/
蠍座は2楽章向きなのかしら?
まだ個人的には納得いっていないので、
守護星でも考えてみましょうか。
各星座の守護星は下記のとおり(括弧内は副守護星)。
※現在でも西洋占星術は冥王星を「惑星」として扱っています。
  太陽、月も惑星と同列で扱ってますよ。

牡牛座:金星
蠍座:冥王星(火星)
水瓶座:天王星(土星)
獅子座:太陽
・・・うーん、共通点が見えませんね・・・
ここらへんは推察の余地ありですね。

この「ゾディアック」にもホルストの組曲「惑星」より「木星」の
アレンジ版が収録されていますので、参考までにこちらも。
きちんと、関連があるんですよ。
組曲「惑星」の曲の並び順と、
その惑星を守護星としている星座を並べると、
きちんと法則が出てくるのです。
(蠍座はホルストが「惑星」を作曲していた当時は、
 冥王星が発見されていなかったため、火星を守護星としていました。)

火星:牡羊座(蠍座)
金星:牡牛座・天秤座
水星:双子座・乙女座
木星:射手座
土星:山羊座
天王星:水瓶座
海王星:魚座

並んでいる星座のうち、初めの星座を見ると
星座の並び順に並んでいることがわかります。
つまりは、こういう意図で並べたのではないか、
ということが推察されるのですね。

まあ、そんなこんなで「ゾディアック」気になるよね!
というお話でした。

なお、私は石井ゆかりさんのレクチャーに何度か行っているので、
そのレクチャーの内容が反映されているところも多々あります。
あらかじめご了承ください。

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コメント

ゾディアックと言えば、私は小長谷先生のバストロンボーンと
吹奏楽のためのコンチェルトを思い出しますね。
もう40年近くも前の曲ですが。

投稿: 道すがら | 2010/02/11 13:40

道すがらさま、コメントありがとうございます。
ご無沙汰しております。
小長谷先生の曲、調べてみました。
1973年の曲なんですね。
小長谷先生20代の曲、気になります。

PS:響宴、今年も行きます。
前日も演奏会三昧です。

投稿: ごいんきょ | 2010/02/11 20:34

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