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2008/11/18

大阪市音楽団 第96回定期演奏会【感想】

こんばんは。

大変遅くなりましたが、ニート時代の思い出、
大阪市音楽団の定期演奏会の感想を書きます。

退職後次の日に帰省、
一週間ほど実家で家事手伝い
→箱根旅行(オルテンシアを見るため)のために東京へ戻る
(旅行中に前の職場から電話が・・・(泣))
という、その家事手伝い期間に聴きに行った演奏会です。

では感想に行ってみましょう。

オープニングは樽屋氏の「ヘスペリデスの黄金の林檎」。
プログラムに樽屋氏の生年月日が書いてありまして、
そこから私より学年が一つ上ということがわかりました。
しげを氏やサカイさまと同じ学年ですね。
同じ1978年生まれということで気になっていたのですが、
学年も判明してよかったです。
占い好きにとっては生年月日は重要ですので。
ちなみに樽屋氏のお写真も掲載されていて、
私の長年の疑問も解消してよかったな、と思いました。
ちなみに曲はいつもの樽屋節です。

「寓話の交響曲」は、
この演奏会のライブCDのタイトルナンバーにもなっている曲です。
みなさんおなじみのお話をモチーフとした曲が5曲並んでいる、
聴きやすい親しみやすい曲でした。
個人的には5楽章の「三匹ヤギのがらがらどん」が好きです。
私の前に座っていた生徒さん方もそうおっしゃっていました。
「三匹ヤギのがらがらどん」は児童書としては有名なようです。
「児童サービス論」の副読本に事例として載っていたぐらいですし。
ここの事例で出てくる「ねんねしているトロル」という響きが非常に好きです

と、そんなことはともかく、
休憩をはさんで後半はピーター・グレイアム祭り。

初演のユーフォニアム協奏曲「称うべき紳士たちの列伝に」は、
ソリストのスティーブン・ミードの音色にふさわしい、
派手派手な曲です。
わかりやすい「いい音」ですよね。ミード氏。
根っからのパフォーマーだなあ、と思いました。
そのパフォーマーぶりがぞんぶんに発揮されたのはむしろ、
アンコールの「チャルダッシュ」でしょう。
とにかく「楽しませること」を重点に置いた演奏は、
日本の吹奏楽ではあまり見られないようなタイプの演奏でした。

ラストは交響的情景「地底旅行」。
「地底旅行」というとわかりにくいかもしれませんが、
センター・オブ・ジ・アース」といえばわかりやすいかと。
今映画やってますよね。
こちらも子供時代に読むお話の曲ですね。
ダイナミックでわかりやすい、
情景描写にすぐれた曲だったと思います。
各ソロもすばらしかったです。

アンコールは「ジュピター」。
ヴァンデルロースト作曲の星の名前の行進曲というと
「マーキュリー」を思い出します。
ので、こちらもそんな感じのかっこいい曲かと思いましたら、
そうではなく楽しい雰囲気の明るい曲でした。

ということで感想でした。


【プログラム】
「ヘスペリデスの黄金の林檎」 樽屋 雅徳
「寓話の交響曲」 ジュリー・ジロー
ユーフォニアム協奏曲「称うべき紳士たちの列伝に」 ピーター・グレイアム
交響的情景「地底旅行」 ピーター・グレイアム
(アンコール)
「ジュピター」 ヤン・ヴァンデルロースト

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コメント

わたしゃ、樽屋さまと同じ学年だったんじゃ~!
すごく意外だなぁ~☆

近々発売されるこのCD、全体的に何となく気になる1枚だなぁ~♪
樽屋さまと言えば、ぶち王道な曲しか知らないから聴いてみたいねぇ~☆
「マーキュリー」演奏しただけに「ジュピター」も聴いてみたいねぇ~!!

投稿: しげを | 2008/11/22 00:09

しげをさま、コメントありがとうございます。

そうやでー。一緒やでー
CDは昨日発売かな。市音の定演の会場で売られていました。
演奏もよいのでぜひぜひ購入を

投稿: ごいんきょ | 2008/11/22 07:56

昨日、広島でCD手に入れてきたよ~!
ひとまず、どれも大曲だから中々聴ききらんのじゃが…

ジュピターは所々のまとめ方がマーキュリーっぽくて、何だか懐かしさを感じたよ~♪
ミード氏の演奏も技術も表現も凄すぎじゃね~!

時間のある時に集中して聴いてみよう~

投稿: しげを | 2008/12/01 00:04

しげをさま、コメントありがとうございます。

CDゲットしたんやねー!!
早速聴かれたそうで何より
聴きごたえのあるCDなので、じっくり聴いてみてね~

投稿: ごいんきょ | 2008/12/01 19:44

突然申し訳ありません。
演奏会で樽屋雅徳氏の曲を取り上げるのですが、
訳あって生年月日を知りたいのですが教えていただけますか?

投稿: | 2009/11/01 10:17

名前のない方、コメントありがとうございます。

1978年3月でうお座期間、までは覚えているのですが、
この演奏会のプログラムも処分していますので、
正確なところはわかりません。

こちらの演奏会のライブ盤が発売されていますので、
こちらのプログラムノートを参照されてはいかがでしょうか。
http://www.brain-shop.net/shop/g/gFOCD-9396/
正確なところがわかると思います。

投稿: ごいんきょ | 2009/11/01 11:42

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