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2007/12/03

第36回 国立音楽大学シンフォニック ウインド アンサンブル定期演奏会【感想】

こんばんは。
久しぶりの演奏会感想です。
・・・長野の全国大会の感想?
わかってますよ。ええ。

今回も馬笑さまにご協力いただきました。
いつもありがとうございます。

演奏会の日の朝、隣の駅の病院に行ったのをいいことに、
そこから立川まで行くことにしました。
なぜって?それはモノレールに乗りたいからさ!
ということで立川から玉川上水までモノレールで行きました。
モノレール堪能できてうれしかったです(^-^)

1部は淀 彰氏の指揮で小山清茂氏の作品が演奏されました。
個別で聴いたことはあるのですが、
こうやって一度に聴くとめくるめく小山ワールドが堪能できますね。
私はにぎやかなのが大好きなので「太神楽」や「木挽歌 」のお祭り部分が好きです。
「もぐら追い」を標準編成で聴くとまた違った感じがします。
「土のにおいがする曲」、最近の新曲にはあまりない要素ですが、
機会があったら是非聴いていただきたいと思います。
全日本吹奏楽コンクールや管楽合奏コンテストでも演奏されていますし(^-^)

休憩をはさんで2部。
会場には高校生ぐらいの方み来られてましたが、
きっと2部目当ての方が多かったものと思われます。
私ももちろんその一人でございます。
「おおみそか」萌え~
・・・それはともかくとして、2部は新田ユリ氏の指揮での演奏です。

で、件の「おおみそか」。
生で聴くのは初めてだったので、どんな感じなのかとわくわくしていました。
実際の演奏風景を見るといろいろな動きが見られていいですね。
演奏は最後のティンパニソロ前がグランドマーチっぽくていい感じでした。
デハスケ音源とはまた違った解釈で面白かったです。

「Quadruple Quartet 」は初演の響宴とはまた違った楽器配置で、
管楽器がすべて半円の横並びの一列、
打楽器・ピアノ・コントラバスが二列目という配置でした。
ちなみに初演は木管・金管・サックス・打楽器(ピアノ・コントラバス)
の四重奏が四つ並んでいるという配置でした。

編成が少なく、かつとてもよく響くホールですので、
打楽器のバランスが難しいところ。
ファゴットがとてもいい音色で素敵でした。
曲は第二主題のピアノと木管高音がとてもきれいで大好きです。

「ブリージング・ソウル~息づく魂―II」は一種の変奏曲ですね。
「また一緒」のような感じと考えていただけるとよいかと思います。
そういえばトランペットで始まるところもまた一緒、ですね。

最後は「翠風の光」です。
曲そのものの感想でもありますが、
長生氏の曲について考えたことを少し書きます。
一言で書くと「傍観者」のような曲なのかな、と思いました。
(悪い意味でなく)メインはあくまで別にあり、
それをとりまいているような書き方をなさっているのかな、と。
音楽でいうなら劇伴ですね。
私は長生氏の作品の中では交響組曲「Zガンダム」の編曲が好きなのですが、
この曲は元が劇伴でかつ作曲ではなくアレンジの作品なのですね。
もともと劇伴を数多く手がけられているのもあって、
良さが最大限に引き出されているのかな、と思いました。

アンコールは終演時間にぴったりの「夕焼け小焼け」と、
この演奏会が最後の4年生全員も参加した
藤田玄播氏のマーチで締め。
どの曲もとても楽しかったです。

最後にプログラムノートについて。
国立音大の吉成順氏が書かれていたのですが、
非常に私好みでかつ吹奏楽についてよくご存知の書き方をされていて、
(例:「たなばた」は中高生にモテモテ大人気)
とても楽しく読ませていただきました。
調べてみたら吉成氏は大津市のご出身なんですね。
滋賀県出身の方の書き方、好きです。

ということで感想でした。

これを書いているときに「風の精」から聴き始めた「関西の吹奏楽詰め合わせ」、
今「葵上」です。うーんたまりません。

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■ プログラム ■
小山清茂作品集
小山 清茂/もぐら追い、花祭り、太神楽、木挽歌
酒井 格/おおみそか
高 昌帥/Quadruple Quartet
町田 育弥/ブリージング・ソウル~息づく魂―II
長生 淳/翠風の光

■ アンコール ■
 夕焼け小焼け
 キャンパス・セレブレーション・マーチ

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コメント

いいなぁ。
しばらく淀さんと呑んでないなぁ

投稿: くらえ | 2007/12/07 12:14

くらえさま、コメントありがとうございます。

淀先生と一緒に飲む仲なんですね!すごいです((o(^-^)o))
淀先生の指揮姿素敵でしたよ♪
演奏ももちろん(^-^)

投稿: ごいんきょ | 2007/12/07 23:46

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