串焼き盛り合わせ
こんばんは。
もうすぐ夏も終わりですので宿題を片付けたいと思います。
ということで今日は以前予告していた「モジュール」のお話。
きちんとしたモジュールの解説についてはこちらをご参照ください。
さて、私は食べ物が大好きなのでやっぱり食べ物にたとえたいと思います。
ということでタイトルの串焼き盛り合わせですね。
よく飲み会に盛り合わせが出てくると、
串をばらしたりすることがあります。
より多くの方につまんでもらえるようにするためですね。
で、その串をひとつのプログラムの流れと見立てて、
ばらした串の肉や野菜をそれぞれ組み合わせて、
お好みの串を作るというちょっとした試みを考えてみます。
別々の串に刺さっていても同じ種類の肉
(砂肝だとかつくねだとか)をさしている、
もしくは刺す順番が違っていても同じ肉を刺している、
ということがあると思います。
これは同じ処理(ここでは肉)を何度も使うことで
機能の共通化を図っているわけですね。
別々の串に刺さっていても元は同じ肉、
味も食感も変わらないわけです。
で、プログラムそのものはひとつの流れに沿って動くわけですから、
砂肝の次はねぎ、その次はししとうなど、
必要に応じて串を作ることが可能なわけです。
この砂肝やねぎやししとうがひとつの「モジュール」ですね。
で、本題。
要は高氏の曲もこのようにモジュールを組み合わせて、
曲の流れを作り出している、ということです。
「パンソリック・ラプソディー」にもそのように感じられる箇所が出てきますよ。
「ウィンドオーケストラのためのディテュランボス」はとても顕著です。
というよりとても緻密にモジュール化されたパーツが組み合わされています。
なのでひとたび崩れると芋づる式に崩れていってしまう・・・
というかなりドキドキものの曲です。
で、なんで串焼きなのかというと
これを思いついた日にちょうど飲み会があったからです。
そんなこんなで。
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コメント
かなり面白い発想ですね。
串焼き盛り合わせを楽曲の構成に当てはめるとは、恐れ入りました。
どんなジャンルの音楽にもあてはまるかもしれませんが、作曲家は各々、作曲クセみたいなものがありますね。「○○節(ぶし)」っていうのがそれですかね。
弊方の間違った解釈だったらごめんなさい。
今日は楽団Pの事務局会でした。その後はもちろん反省会という名の飲み会でした。おっしゃる通り、串焼き盛り合わせは解してみんなでつまんでました。図星です。
確かに、色んな具を一本の串に刺して焼くのもありですよね。ただ、その具の刺す順番にもセンスが必要なのかもしれませんね。また、勝手ながら勉強させて頂きました。
PS:
楽団Pの第20回演奏会、アッペルモントの「ギルガメシュ」に挑戦してみよう、ということで決まりました。ワクワクドキドキです。雄叫びの様なホルンのフレーズ、大丈夫だろうか…(汗)。
投稿: しげすてぃ~ | 2007/08/30 01:01
しげすてぃ~さま、コメントありがとうございます。
お褒めのお言葉ありがとうございます。
「難しいと思われることをいかにわかりやすく、俗っぽく書くか」という試みを以前からやっていまして、
今回もその一環で書いています。「独自理論」ってやつですね。
「○○節」というのは主にメロディーラインをさす言葉ですね。今回は曲の構成の話をしているのでちょっと近いような気もします。曲の構成のメインはやっぱりメロディーですものね。
「ギルガメシュ」ですか!頑張ってくださいね!
あさってのコンクールも演奏会も陰ながら応援しています。
投稿: ごいんきょ | 2007/08/31 23:23