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2007/08/18

奈良県吹奏楽コンクール【高校の部A組】

こんにちは。

奈良県の高校A組の感想を書きます。
会場となった橿原文化会館
(橿原市、ではないのですね。申し訳ありません)
は関西大会の会場でもあるので、下見がてら行ってきました。

奈良県はオリジナル(特に邦人オリジナル)を積極的に演奏する
土地柄でもありますので、そちらも楽しみにしていました。

では感想に行きましょう。
結果についてはこちらをご参照ください。

まず全体感想ですが、
金賞グループ内と銀賞グループ内では大きな差がなかったこと。
基本的な部分のレベルは高いと思います。
ただ、代表となった2校(市立一条高・天理高)は
やはりすっきりした音の抜け方をしていて、
各楽器の動きがわかりやすかったです。

・一条
 一番でしたが音の抜けが非常によく、すっきりした音でした。
 自由曲の「エスカペイド」、最近タイトルを良くきくので気になっていましたが
 ジャズテイストの楽しい曲ですね。これから流行しそうな予感。

・西の京
 フルートの方の動きが気になって仕方がありませんでした。
 自由曲のソロも担当されていましたが、
 身体の動きより音を安定させるほうを優先させた方がいいのでは、と
 私も昔注意されたことを思い出しました。
 全体の音はきらきらしていて好きな音色でした。

・高円
 とにかく自由曲が気になっていたのですが、
 叙情的な部分が引き出されていて個人的にはとても楽しめました。
 「中高生が演奏する現代曲」というのにはまりそうな予感です(笑)

・天理第2部
 きらきらした音色と曲があっていてとても楽しめる演奏でした。
 「祝典のための音楽」は全楽章からの抜粋なんですね。
 こういうカットもありかなあと思ったり。

・添上
 ここの高校もとても楽しみにしていました。
 課題曲のサックスの音色が「色っぽいお姉さん」っぽくて良かったです。
 自由曲はアメリカンテイストあふれる楽しい演奏でした。好きです。

・天理
 隙のない音のしっかりとした演奏だったと思います。
 関西大会での演奏がとても気になるところです。

・高取国際
 最近流行の「オペレッタセレクション」の威力を感じました。
 隙がなく聴き栄えのするアレンジで、
 数多くの団体が取り上げる理由がわかりました。
 結果は銀賞ですが、私は好きです。

・奈良
 緻密に構築された自由曲、
 演奏するだけで大変だったのではないでしょうか。
 初演時の曲解説にあった「モジュール化された・・・」
 という記述の意味がようやくわかりました。
 モジュールというのは要はプログラムのパーツみたいなもので・・・
 と、またこれは別の機会に解説いたしますです。宿題ですね。

・奈良北
 自由曲の「4つの真理」が気になっていました。
 「4つの真理」(四諦)というのはお釈迦様の教えでして、
 楽章もこの四諦のそれぞれの名前がつけられていますよ。
 詳細はこちら
 ですがスパークなのでそういう堅苦しさはなく、
 聞きやすく高校生にも演奏しやすい曲だと思います。
 ちなみに音源は「The Eagle's Flight」に収録されています。
 これには「山辺の道」も収録されています。
 「山辺の道」はデハスケ邦人作品集には収録されていないので超貴重!
 ですが「山辺の道」はバンドパワーでは楽譜の取り扱いがないのです。
 しょんぼり。でもがんばる。

 あと、四諦には八正道もかかわってきますが、
 八正道といえば思い出すのが「聖ライセンス」という少女マンガです。
 ふわふわな絵柄なのに内容がとてつもなくお釈迦様の教えな感じで、
 私の好きなマンガのひとつでもあります。

・・・って話がずれましたね。

高校の部A組の感想はここまで。
最後に大学の部の演奏がありまして、
自由曲が「たなばた」だったので、
とてもすっきりさわやかな締めとなりました。
女子高生のみなさまのハートをわしづかみですね。

さてさて、私は結果を聞かずに帰りまして、
親へのお土産に蓬莱の豚まんを買って帰りました。
家に帰ったら親が焼肉に連れて行ってくれるとのこと。
とってもおいしいお肉をいただきました。
ありがとうございました。

ということで感想でした。

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