横浜ブラスオルケスター第8回定期演奏会
こんばんは。
勢いに乗って演奏会感想です。
前回かなり遅くなってしまったので今回は早めに。
ということで横浜ブラスオルケスターの演奏会感想です。
プログラム初めの狂詩曲「スペイン」の前に
ファンファーレが演奏されたのですが、
どこにも曲名が書かれておらずわからないままです。
とっても格好いい曲だったのですが・・・
不勉強で申し訳ありません。
(※3/20 追記 M.アーノルド作曲「FANFARE FOR A FESTIVAL」
とのことです。中村睦郎氏のブログに記載がありました。
ありがとうございます。七五三の写真に萌え萌えです)
さて、一曲目は狂詩曲「スペイン」ですね。
フランスの作曲家が書いたスペインの曲ということで
情熱的なスペインの雰囲気を漂わせつつおしゃれちっくな
不思議な感じの曲でした。
「アメリカン・エレジー」は昨年N響ほっとコンサートでも演奏された曲ですね。
鎮魂歌ではありますがアメリカらしい華々しさを持った曲。
悲しみよりもむしろ希望を感じさせる雰囲気を持っています。
オフステージのトランペットの音が非常に美しく、
魂の昇天を感じさせるメロディーに良くあっていたと思います。
私もちょっぴり涙ぐんでしまいました。
「アルメニアンダンス パート1」は若さあふれる情熱的な演奏。
推進力のある流れが素敵な演奏だったと思います。
先日書きました関吹の演奏は縦の流れを感じさせる演奏でしたが
横ブラは横の流れを意識した演奏だったと思います。
II部はオリタ ノボッタ氏を迎えてのステージ。
高校の先輩後輩の関係にあたるというオリタ氏と指揮の中村氏の
楽しい会話も見所のひとつ。
高校の卒業生やクラブをめぐるお話が満載のステージでした。
オリタ氏幅広いジャンルで活躍されている方ですので
音色も吹奏楽のものとは少し異なっていて、
新鮮な組み合わせで楽しかったです。
やっぱり普段活動しているジャンルが違うと音も変わるものなんですね。
II部最後の「宝島」では会場もハンドクラップで演奏に参加。
会場の半分がシュウマイチーム、もう半分がギョウザチームになって
違うリズムの手拍子を一緒にしました。
私はちなみにシュウマイチームでした(笑)
ポップスの楽しみは会場も一緒に参加できることですよね。
みんなと一体になるのは楽しいなあ、とつくづく思いました。
で、III部。
その前の休憩時間に高昌帥氏とすれちがいました。
きゃあきゃあ!私の作曲家センサーは正常に稼動していた模様です。
席は私からはちょっと遠いところにいらっしゃいました。
では本題に移りましょう。
III部は「陽が昇るとき」全曲。
「衝動」が一番高氏らしい雰囲気の曲ですが、
ちょっととっつきにくいかもしれません。
ですが「情緒」のちょっとおどけた感じと
「祈り」の繊細で優しい雰囲気、
「陽光」の壮大なフィナーレと聴き進めていくと
いろんな一面が見られて最初のとっつきにくさの理由も理解できる。
曲順って大事だなあ、と思った瞬間でした。
ひとつの曲だけではわからない面をたくさん見られる。
これが交響曲や組曲の醍醐味なのかもしれませんね。
III部終了後高氏が舞台にのぼり、
そのまま指揮台についてアンコールの曲を指揮されました。
ここでも自作自演!ですね!
曲は「アリランと赤とんぼ」。
以前から噂に聞いていた曲だったのでどんな曲か気になっていたのですが
二つの旋律が絶妙にからみあった聴き手にも楽しい曲でした。
故郷っていいものですね。
最後はにぎやかに「星条旗よ永遠なれ」でしめくくり。
楽しい時間をありがとうございました。
最後にこの日は友人から受け取るものがありまして、
待ち合わせをしていたのですが不覚にも携帯を忘れてしまい、
ぎりぎりになってようやく会うことができました。
同行してくださった友人の後輩も演奏会を楽しんでくださったそうで、
私としてもうれしい限りでした。
(私と友人はチケットの関係上はなれて座っていたので、
一緒には聴いていなかったのでした)
横ブラの演奏会はプログラム的にも演奏的にも
初心者におすすめしやすくて大好きです。
ということで演奏会感想でした。
美しい音色とバランスのとれた演奏。
いつも素敵だなとうっとりしてしまいます。
これからの活動も楽しみです。
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■ プログラム ■
狂詩曲「スペイン」 : E.シャブリエ/高山幸久
アメリカン・エレジー : F.ティケリ
アルメニアンダンス パート1 : A.リード
スターダスト : H.カーマイケル
ナイス・ショット! :渡辺貞夫
Tears of Moon : 織田浩司
宝島 : 和泉宏隆
<Ⅲ部>
吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」 :高昌帥
I:衝動
II:情緒
III:祈り
IV:陽光
<アンコール>
アリランと赤とんぼ :高昌帥
星条旗よ永遠なれ:J.P.スーザ
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