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2006/03/29

春が来れば

こんばんは。

今回は映画の感想です。
以前お知らせした吹奏楽ものの韓国映画
「春が来れば」ですね。
公開が始まりましたので行って来ました。
客層は大人な感じの方々が多かったです。

例によってネタばれ満載でお届けしますので、
これから映画を観る予定の方やネタばれ回避したい方はご注意下さいませ。

さてさてこの映画、吹奏楽ものは吹奏楽ものなのですが、
基本的に大人の悲哀をつづった映画ですので、
ばりばり青春!コンクールで勝つんだ!おー!!
って感じの映画ではありません。
というか吹奏楽なところは割と少ないんですよ。
日常生活のシーンが多いです。

映画を観て私がまず思ったことは、
「戻ってくるもの」の映画なんだな、ということ。
いろんな事情で離れてしまったり、別れてしまったりしたものが
その価値を再確認し、戻る。
その過程が様々に形を変えて描写されています。
・・・皆様は、戻ってきて欲しいものはありますか?
私は、あります。

あと、夢が叶う、夢を叶えるということはどういうことか。
主人公にとっての夢。母親にとっての夢。
生徒にとっての夢。
願った形の夢が叶うというのが本当に夢を叶えたことになるのか。
そのことから考えさせられました。

クライマックスにコンクールでの演奏シーンがありますが、
私は同じ演奏シーンでも、
炭坑から帰ってくる人々を出迎えるために雨の中
エルガーの威風堂々第一番を演奏するシーン。
こっちの方が印象に残りました。
数々のライトの明かりが近づき、トロッコが姿を現す。
そして一斉にトロッコを降りる炭坑夫。
この一連のシーンが非常に男らしくて潔い。
こういう姿、素敵です。

ということで、しんみりとじんわりと心に響く、
そういうものを求めたいときには特におすすめです。
見た後は、自分にとっての幸せが違う形で見えるかもしれませんね(*^-^*)
ということで感想でした☆

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コメント

こんにちは。
トラックバックありがとうございます。

>炭坑から帰ってくる人々を出迎えるために雨の中
>エルガーの威風堂々第一番を演奏するシーン。
>こっちの方が印象に残りました。

トンネルから出る瞬間、音楽が聴こえてきて、思わず泣けてしまいました。他のシーンがあっさり目の分、ここでの印象は強かったです(^^ゞ

投稿: でんでん | 2006/04/02 09:51

こんにちわ。TBありがとうございました。
こちらからもTB頂いていきますね。
またよろしくお願いします。

投稿: あん | 2006/04/02 12:15

でんでんさま、あんさまコメントありがとうございます。

>でんでんさま
 炭坑のシーンは全体的にほのぼのとした雰囲気の映画では珍しく硬派なシーンで、印象深かったですね。
 私は仕事でも趣味でも懸命に働いている男性の姿を見る機会が多いので、このシーンに同じ空気を感じました。
 何かを追い求めている姿ってそれだけで美しいですね。

>あんさま
 TBいただけるということでとても有り難い限りです(^-^)
 「春が来れば」はまだ公開間もない上に上映館も多くはないので、感想が見られてとても嬉しかったです。

投稿: ごいんきょ | 2006/04/02 20:12

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