東京佼成ウインドオーケストラ 第88回 定期演奏会
こんばんは。
今回は演奏会感想です。
プログラムが非常に私好みで前々から行きたいと思っていたのですが、
なかなか予定が立たずチケットの購入が直前となりました。
「座席が選べるチケット購入」を使って購入しましたが、
希望の席はすでに埋まっていて(直前ですからね)、
3階の席となりました。
さて当日。
かなり気合いを入れて早く帰る準備をしていたものの、
やはり定時には帰ることが出来ず、
会社を出るのが遅くなってしまいました。
会場に着くともう始まりかけていて、
早く入らないと25分間ぐらいは外で待つことになるとのこと。
昨年の全国大会(高校の部)の馬笑さま並に身体にむちを打ち、
三階へと駆け上がったのでした。
ホールにはいるとチューニングも終えてそろそろ始まる感じ。
とりあえず空いている席に座って下さいとのことでしたので、
適当に空いている席に座ったのでした。
初めは合唱のみ。
雛壇いっぱいの人を想像していたのですが、
そうではなく少人数での美しいハーモニーを響かせていたのでした。
合唱が終わると間髪を入れず「ぐるりよざ」の演奏が始まります。
三階にいたからかもしれませんが、とても柔らかい雰囲気の演奏。
もちろん曲に激しい部分が出てきますので激しさはあるのですが、
それよりも本質的な信仰、というものを感じたのでした。
モチーフ自体が悲しみや暗さを感じさせるので
どうしてもそのようにとらえがちですが、
実際、信仰がもたらすものってそういうものではないと思うんですね。
私は何でも信じちゃう人間なのでただひたすらに何かだけを信じる、
というのはわからないのですが、
なんとなく、もっと安らかなものではないのかな、と思いました。
実際、龍笛の演奏もどことなく柔らかい、そんな印象の演奏でしたし。
演奏者の赤尾三千子氏のメルマガに寄せたメッセージも興味深いので、
興味のある方は是非読んでみて下さいね。
あと、ぐるりよざはちょこちょこと原曲からアレンジされていて、
ハープが入ったりオルガンが入ったりしていました。
3楽章のトランペットとトロンボーンのSoliはオルガンになっていましたね。
ここ、とてもよかったです。
ぐるりよざは一度演奏をしたことがあるのですが、
そのときのことを思い出したり曲についていろいろ考えてしまったりで
最後はちょっと涙ぐんでしまったのでした。
なお、ぐるりよざ演奏後は作曲者の伊藤康英氏が舞台上に上られました。
とても楽しそうでよかったです。
さてさて、これで一部はおしまい。ここで休憩です。
とりあえず座った席から元のチケットの席に行こうとしたら見覚えのある方が。
以前楽団で大変お世話になった方々が来られていたのでした。
席を確保し(最前列センター!)、ロビーに出ていろいろとおしゃべりをしたのでした。
ずっと連絡を取ろうと思っていた方だったので嬉しかったです。
休憩後は「カルミナ・ブラーナ」。
雛壇いっぱいの合唱隊の圧倒的な存在感は凄いです。
そして曲が開始。
ぐるりよざもそうだったのですが今回、
楽器の方はものすごい大編成ではないんですよね。
できるだけ少ない人数で演奏している感じです。
カルミナ・ブラーナはその世界観に引き込まれるような圧倒的な演奏。
曲自体がものすごく端正なのに微妙に俗っぽいところがたまりません。
さすが世俗的。
テノールの方の熱演が素晴らしかったです。
テノールの方の後、バリトンの方にも熱が伝わっていましたね。
私は最後から二番目の曲と最後の曲が好きなのですが、
(もうそろそろ終わるぞ、という雰囲気が良いです)
この部分も大変素晴らしかったです。
今回はアンコールがなかったのですが、
その代わりカーテンコールが何度も行われました。
鳴りやまない拍手に今日の演奏の熱を感じましたね。
演奏を録画していたようなので、DVDになる可能性もあるのでしょうか?
ちょっと楽しみですね。
さてさて、最後は個人的お詫びです。
帰りの際にロビーでNAPPさまを発見したのですが、
勇気がなくてお声掛けできませんでした。ごめんなさい。
遠くから「なかはしさーん」となんとなく叫んでみたのですが
(なら近づいて声をかけた方がいいですよね。すみません)
当然ながら気付かれませんでした。
・・・次回はわかりやすいようにめがねかけていきます。
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第88回 定期演奏会~カルミナ・ブラーナ~
[会場] 東京芸術劇場 大ホール
[指揮] Douglas Bostock
[独奏] 赤尾三千子(龍笛)
[独唱] 臼木あい(Soprano)・高橋 淳(Tenor)・成田博之(Baritone)
[合唱指揮] 小林恵子
[合唱] 熊楠 フェスティバルコーラス
[児童合唱指揮] 山口大五郎
[児童合唱] 新宿区少年少女合唱団
[曲目]
J. S. バッハ:マタイ受難曲より 第54曲 コラール 「おお、血と涙にまみれしみかしら」
伊藤康英:吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」(龍笛Solo:赤尾三千子)
C. オルフ:世俗的歌曲「カルミナ・ブラーナ」
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