「感動」と「感心」
はじめにお詫びです。
「寺田由美マリンバ&パーカッションリサイタル」の記事で
アンコールの曲目に誤りがありました。
謹んでお詫びいたします。
(私より詳しいレポートはこちら)
ちなみに、これに関連して
「吹奏楽コンクール全国大会高校の部(旅情編・一日目)」
も誤りがあります。
重ね重ね申し訳ない限りです。
お詫びに記事書きます。
メールは相変わらず・・・すみません。
タイトルのお話。
最近「感心」はするけど「感動」はしない、
という言葉が妙に気になる今日この頃。
二つの違いってなんでしょうね、というお話です。
「感心」、ときいて思い浮かぶのは「よくできてるねー」というお言葉。
全体よりもディテールの方が目に付くときに聞く言葉かな、と思います。
「感動」・・・っていうのが私はなかなかうまく説明できません。
「感心」、の逆なんですかね。
よく見るとあらが目立つけど心に響く、
そういうのってよくききますよね。
ここは吹奏楽ブログなんですがどうも例えが思いつかないので、
自分が体験した例(といっても映画ですが)で考えてみます。
かなり以前のブログの枕で書いたのですが、
私は「四日間の奇蹟」が好きです。泣きました。
でもあんまり話題にもならなかったんです(泣)
順位もふるわなかったですしね。
同時期に公開された「電車男」が順位も良くて、
話題になったのとは対照的ですね。
私はどちらも見たのですが、
「四日間~」の方では泣いて「電車男」では泣きませんでした。
で、何でだろうと思ったんですね。
とりあえず前提として
「四日間~」:原作未読
「電車男」:原作読了済
です。
私はごく軽いオタクなので、
「電車男」で出てくる微妙な細かい部分が気になって仕方なかったです。
それこそ服装やら部屋の中の小道具やら。
(私はプログラマなので技術書とかも気になっちゃうんです・・・)
もちろんとてもこだわっているので「こだわってるなー」と思いながら見てました。
で、「四日間~」の方は原作未読、先入観も何もなしの状態で見たので
素直に筋を追えたんですね。「これからどうなるのかしら」って。
要は細かいことを考えずに流れをたどることができたんです。
こう書いてみると、
逆だったら多分違った結果になってたんだろうなあ、って思いました。
どちらも同条件だったらまた違った結果なんでしょうね、きっと。
さてさて、ある程度何かが見えてきたところで
音楽に照らし合わせて考えてみると、
「感動する」音楽って技術やディテールを感じさせない、
一種の流れを持つものをさすのかなあ、と思いました。
もちろん技術や表現の繊細さ、というものは必要なんですけど、
それを流れより先に感じさせてしまうと感動はできないのかな、と思います。
もちろん、技術のすばらしさに感動するというものもあるわけですが、
それは受け手がその技術がどれだけのものか、
というのを知っておくことが必要なわけでして・・・
あ、でもよくわからないけど技術に圧倒されるっていうのもありますね。
うーん、なんだか難しいですね。
なかなか結論めいたものが出なくて申し訳ないのですが、
なんとなく最近気になっていたので書いてみました。
何か見えるといいなあ、と思います。
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