楽譜の書き方
こんばんは。ごいんきょでございます。
昨日今日と紅茶とケーキのおいしいお店を見つけてご満悦です。
やっぱりおいしいものを食べると元気になりますね☆
で、今回なんですが、
先にお断りしておくとどうしてもいたるさま批判内容になってしまいます。
さつばつメモ書きになってしまいますね。
本当に申し訳ないです・・・
抗議等はいくらでもお受け付けします。すみません・・・
つまりは、この記事の内容について。
ここで「森の贈り物」の練習開始の頃について書かれてますね。
で、私が初めて「森の贈り物」の楽譜を見たときに、
「なんだか難しいなあ」と思ったんですね。
確かに曲も難しい曲ではあるんですが、
「たなばた」の楽譜を見たときは、そうは思わなかったんです。
曲の難しさはさておき、なんでそう思ったのか、
どうもひっかかっていたのでここ数日楽譜を見たり曲を聴いたりしていました。
で、「たなばた」の楽譜を見たときに、わかりました。
「森の贈り物」初演の際に現在出版されている楽譜が
そのまま使われているかはわからないのですが、
「森の贈り物」のフルスコア、一ページごとの小節数に結構ばらつきがあります。
一ページに10小節以上あるページもあれば、4小節しかないページもあります。
おそらく小節内に入っている音符の数に反比例しているものと思います。
(つまりは、1小節内に沢山音符があると、
それだけ小節の幅が広くなる、ということですね)
で、初めのゆったりした部分のページは、かなり小節数が多いページになっています。
私は大学時代社会心理学を専攻していたのですが、
その講義の中に、「人間工学」という講義がありました。
その一分野であると思うのですが、
「ヒューマンエラー」、つまりは「うっかりミス」をいかにしてなくすか、
という講義の内容だったのですね。
「うっかりミス」の原因と解決方法をさぐるわけです。
で、例として、コンロの口と着火ボタン(というのか何というのか、
つまりはひねると火がつくあれなわけですが)
が左右逆になっていたりすると、ちょっと困ってしまいますよね。
右の口に火を付けるために左の栓をひねらないといけない、
となると混乱してしまいます。
他の人が使うといちいち説明しなくてはなりませんしね。
なので、混乱が起きないように右の口を着火するには右の栓をひねればよい、
という風にしないといけませんね。
ということなんかをお話されていました。
楽譜のお話に戻ると、まずぱっと見の感覚として、
小節の幅に差がある場合、
一ページごとの小節数が多いと(一小節の幅が狭いと)早い速度の箇所、
一ページごとの小節数が少ないと(一小節の幅が広いと)ゆっくりした速度の箇所、
と思ってしまい勝ちになるのかな、と思いました。
で、「森の贈り物」のはじめの箇所は小節数が詰まっているので、
なんとなく早く演奏したくなる気分になってしまうんです。
演奏者側のパート譜がそうでなくても、
イメージは指揮者が伝えるものですから、
フルスコアの小節数が詰まっていると、なんとなくそんな感じになりそうです。
「たなばた」の楽譜は、ぱっと見ほとんど一小節の幅に差はありません。
もちろん細かく見れば差はあるんですけど、極端な差はない。
となると、自然と速度の指定について目が向くんですね。
今年の課題曲のフルスコアも見てみましたが、
こちらも一曲内では小節の幅にあまり差はありませんでした。
ということで、楽譜の見た目というのはイメージを伝えるのに案外重要かもしれませんね、
というお話でした。
曲書けないのに偉そうなこと書いて申し訳ない限りです。
すみません・・・
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コメント
...ここって,有名な方々がいらっしゃっているのですね!
失礼致しました。
「森の贈り物」..すげえいい曲ですね。感動ものです。
冒頭のコルネットに..おじさんはもうシビれました・笑。
「楽譜の書き方」興味深く拝見しました。あんまり考えた
ことなかったですが,言われてみればそうかな?と。
先日,「6/8で時々3/4が混じってテンポが同じ」
(お分りになりますよね?)ってのを書いたのですが,
玉数が増えると小節の幅が変わるので,分かりにくいかなあ
...と思った覚えがあります。まあ幅が変わって当然とも
言えるのですが......案の定,練習ではぐちゃぐちゃに・笑。
「視覚的なこと」って大きいですよね。ちゃんとした
譜面書か(打た)ないと,..と思った次第でした。
「良い演奏は奏者のお陰」
「演奏が悪いのはアレンジャーのせい」
.....だと思います。ホント。
投稿: * 近所に住んでいた友人S氏 | 2005/05/17 01:34
近所に住んでいた友人S氏さま、コメントありがとうございます!
そうなんです。
私にはもったいなさすぎる有名な方が沢山来て下さっています。
・・・って、近所に住んでいた友人S氏もそうではないですか!(笑)
「森の贈り物」、とても素敵な曲ですよね。
私も大好きです!!!
今年の自由曲の流行になるのでは、
とひそかに思っていますがはてさて。
おっしゃるとおり音符が増えれば幅が広がるのは仕方ないな・・・
と後々思ってしまいました。
コルネットの後の方のソロとか。
やっぱりいたるさまに謝った方がいいかな・・・
でもどうやって謝ればよいのか・・・
とかぐるぐる考えてしまいます(泣)
どのように譜面を書けば混乱しないか、
て、考えると難しいですよね。
つきつめて考えるとなかなか楽しそうです。
投稿: ごいんきょ | 2005/05/17 02:23
「春の祭典」なんて、1ページ1小節だったりしますからね(^^;
でも作曲家はそこまで意識して書いてるかもしれませんよ。
自分が見づらかったのは、加線幅が均等じゃない楽譜(^^;
楽器の都合上、五線より上に沢山線がある楽譜をいつも吹いてる
のですが、その幅が均等じゃなくて、実際の音の高さと一致しない
(ドよりレが下にあったり・・)楽譜が凄くみづらかったです(ToT
某有名出版社の譜面だったりするのですがw
投稿: くらえ | 2005/05/17 10:57
あと、小節内の拍の位置。例えば1拍目には12連符が入っていて2拍目が四分音符、とかなってたりすると、1拍目が占有するスペースが2拍目のスペースの○倍にもなったりする。
できれば4/4なら拍のスペーシングを均等に割りたいとこですね〜
でも、finaleの「音価比率によるスペーシング」は使い勝手が悪い・・・・・
ちなみに私は手書きのときは、一拍の長さを1.7cmと決めて、定規で測って一小節あたりの幅を決めてますです。
投稿: NAPP | 2005/05/17 11:51
くらえさま、NAPPさまコメントありがとうございます!
こんなに丁寧に教えていただけるなんて、
私はとても幸せ者ですね!
本当にありがたいことです。
>くらえさま
加線の幅、確かに均等でないとわかりづらいですね。
ホルンではあまりありませんが、
フルートやユーフォなんかの楽譜でも沢山出てきますね。
とても参考になりました。ありがとうございます。
>NAPPさま
小節幅だけでなくて、
小節内の一拍ごとの幅、にも気を付けないといけないんですね。
確かにばらばらだととても見にくい楽譜になってしまいますね。
丁寧な解説、ありがとうございます。
本文内で比較検討していた楽譜は、
拍子やテンポがあまり変わらない楽譜ばかりだったので、
本来であればもっと変化のある楽譜
(私が持っているものであれば「大仏と鹿」あたり)
も参照して検討するべきだったんですね。
詰めの甘さが身にしみます。
これからいたるさまにごめんなさいメール書きます・・・
本当に皆様、ありがとうございました。
投稿: ごいんきょ | 2005/05/17 22:24