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2005年4月の記事

2005/04/30

やすらぎの道

超個人的私信:コジコジさま、いつも読んで下さりありがとうございます!
明日も練習がんばりましょう~(結局書きました。ごめんなさい。)

ということでこんばんは。ごいんきょです。
最近妙に「わいわいサタデー」が気になって仕方ないです。
あのけだるい土曜の午後が懐かしくて仕方がないのでしょうか。
※「わいわいサタデー」とは。
 10年ほど前に放送終了した関西ローカル番組。
 週変わりでテーマが変わる「女性なんでもコンテスト」
 (テーマは「ゆかた美人コンテスト」、「小学生美人コンテスト」、
  ニューハーフ美人コンテスト
 (すでに「『女性』なんでもコンテスト」ではありませんね・苦笑)
 などなど。)
 を主軸に、VTRや歌のコーナーなどを配した土曜の午後にふさわしい、
 何とも言えないまったり感漂う番組でした。

そんなことはどうでもいいのですが、
今日は書いているつもりで書いていなかった、
「大仏と鹿」について書いてみようと思います。

コンクール等でも人気の高いこの曲。
詳しい曲解説はこちらを参照していただくとして、
タイトルの「大仏」や「鹿」のテーマではなく、
中間部の「奈良の人々の生活」について考えてみます。

非常に個人的なことなのですが、
私はなぜか奈良県出身と思われます。
滋賀県生まれの大阪府育ちのため、
育った環境としては縁が深い、というわけではないのですが
大学が奈良だったため、自己紹介をする際に「大学は奈良」
と言うことがよくあります。
で、後々帰省の話になった際、
「ゴールデンウィークは奈良に帰るの?」
と、こう聞かれるのですね。

奈良県内を走る鉄道は大阪と京都に延びており、
「大阪までxx分」、という風に例えば住宅の販売広告で
都市部へのアクセスの良さを強調することがよくあります。
実際、大阪府内の駅より奈良県内の駅の方が
目的地に早く着くこともあるため、
奈良県内に住むメリット、というのが非常に注目されるわけですね。

つまり、奈良は「ベッドタウン」としての役割も大きく果たしているのですね。

「大仏と鹿」の中間部というのはゆったりとした曲調で、
「寝静まった後の奈良の人々」、ということです。
このようなイメージがあるというのは
活動を終えて戻ってくる場所、
安らぎに満ちた安息をとる場所、つまりは家。寝床。
ということではないのかな、と思いました。

ちなみに、タイトルの「やすらぎの道」は、
奈良県内にある道の名前です。
奈良ドリームランド近辺を通っているのですが、
奈良ドリームランドはまだ営業しているのでしょうか。
土日営業になったとの噂を聞きましたが・・・
あやめ池遊園地もなくなってしまったので、
とても気になるところです。

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2005/04/29

祈り

尼崎の列車事故、本当に痛ましくて辛い限りです。
お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

もう、半年前になりますが新潟県中越地震。
私も無関係ではありませんでした。
今でも復興に向けてさまざまな活動がされていますね。

その一環の復興宝くじ。
買いました。少しでも復興支援をしたかったので。

で、今日当選番号発表日。
番号見ました。
・・・3等当選してました。

今年は本当にいいことづくめすぎて申し訳ない限りです。
本当にいいんでしょうか?と未だに自問自答する私ですが、
なんとか、がんばろうと思います。
少しずつ前向きに、少しずつ着実に。

復興と、悲しみを少しでも癒す祈りを捧げられたら、と思います。

今回は音楽、あんまり関係ないですね。すみません。
明日は知人が出演する演奏会に行きます。
オケは久しぶりなので、とても楽しみです。

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2005/04/23

gentleなbreeze。

おはようございます☆
テンプレートを変えてみました。
さわやかな初夏を意識して「チャイナブルー」です。
あ、カクテルも好きですよ~

さてさて、今回はというか今回もとても緊張しています。
なぜなら松尾善雄氏の曲について書くからです!!
やーばーいーぞーと心の中で叫んでいますよ。
割と初期に体系的なことは書いたのですが、
一曲集中して書いたことはないんですよねー。
どうなることやらどきどき。

ということで今回は、「そよ風のマーチ」について。
1991年の課題曲ですが、発表以後10年以上たった今も広く愛され、演奏されています。
一見スタンダードなコンサートマーチですが、
ひと味違った感じがありますね。
私の大好きなトリオの部分です。

普通のトリオというと、曲の中でも少し落ち着いた箇所となるのですが、
そよ風のマーチはむしろ疾走感が増します。
なぜかというと、ウインドチャイムに導かれてポップススタイルの打楽器が入るからなんです。
ここの打楽器はどの演奏を聴いても強調されているのですが、
シンプルなメロディーとうまくとけあった心地よい疾走感を感じさせますね。
トリオが終わると打楽器もさようなら、ということで元のスタンダードな曲調に戻るのですが、
単純に元に戻る、というのではなくトリオの疾走感を曲の空気に感じさせつつ、
曲の締めへと向かいます。

今はちょっと季節が終わってしまいましたが、
沈丁花や金木犀のようないい香りのする花、私は大好きです。
花の香りはどこからともなく漂ってきて花の存在を感じさせます。
で、ちょっと強い風が吹いた後、漂う花の香りは少し薄らいでしまいますが、
自分の鼻腔をくすぐる花の香りをほのかに感じることになります。

漂う香り、というものは決して強烈な自己アピールをするわけではありません。
シンプルに、かつ穏やかにその存在感を感じさせます。
沈丁花ならさわやかな春の始まりを、
金木犀なら深まっていく秋の静けさを、
それぞれ穏やかに、優しく風に乗せて知らせるのです。

ということでした。
今日はオチなしですよ(笑)
今日もお仕事、がんばります・・・(泣)

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2005/04/18

バンドジャーナル2005年5月号

まじめにふまじめ、ごいんきょです。
いや、たまたま前を通りかかったバスの広告に書いてあったんですけどね。
いいですね、まじめにふまじめ。

さてさて、タイトルのお話ですが、
いろいろ気になる記事を書いてみようかと思います。

記事ではないのですが、長生淳氏の新作「憂いの湖」が付録でしたね。
長生氏の曲のタイトルはいつも美しくてとても好みです。
曲はゆったりとした曲。静かな曲のようです。
前回の「龍の目覚め」のモチーフが「火」、ということでしたから
今回の「憂いの湖」のモチーフは「水」、ですね。
四大元素後二つ、「風」と「地」も非常に楽しみです。
占い大好きっ子なのでこういうモチーフにはとても惹かれます。

それから、以前このブログでも書きました「風雅」の記事がありましたね。
作曲家の皆様も多数出演されたこのイベント、
初回から大盛況だったようです。
未音源化、未出版の作品も多数演奏された上に
(「湖の畔で」、聴きたかったです・泣)
出版済の作品も演奏されたところも素敵ですね。
個人的には「そよ風のマーチ」と「柳絮の舞」にハートを奪われまくりです(^-^)
記事の最後には作品公募の計画もある、との記述が。
是非是非公募して欲しいですね☆
沢山の素敵な作品が世に出て欲しいです~

あとちょうどタイムリーな感じで。
「エアーズ」の田嶋先生の記事もありましたね。
ちなみに、本文中に「エアーズ」についてはまったく出てきません。
tutti田嶋!(なんとなく)

今月はこんな感じでしたよ、ということでさらっと読みでした☆

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2005/04/15

ありがとうございます!

ありがたいことにリンクが増えてきました!
(くらえさまURLお書きいただきありがとうございます!
お手数おかけし申し訳ありません)

だんだん長くなってきたのでリンクの一行紹介を非表示にしました。
ちょっと味気なくて申し訳ないのですが、ご了承下さいませ。

ちょっと音楽に関連することを書こう・・・
最近シンフォニエッタNo3(スパーク)が流れっぱなしです。

それだけです。すみません。
とりいそぎご連絡でした。
これからコメントのお返事がしがし書いていきます☆

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2005/04/13

ポセイ丼

独自理論を展開中、ごいんきょです。
のんびりまったり、マイペースで理論展開をしていこうかと思います(^-^)
いたるさま、リンクありがとうございました!
(でも今回はいたるさま作品についてではありません。ごめんなさい・・・)

で、今日もなんとなく考えてみました。
実はいつもよりかなり緊張してます。
なぜかというと、コンセルトマーチ「シンタックスエラー」について書くからです。
はい、新進気鋭の若手作曲家、中橋愛生氏の曲ですね。
私と同い年の方です。(同い年だと無条件でうれしくなる小市民の私)

ということで、
今日のお題は「(うそっこ)プログラマがシンタックスエラーについて考える」です。

そもそも本来の意味での「シンタックスエラー」って何でしょう?

シンタックスと(syntax)は、言語学的にいう統語論、文章構成法と呼ばれ、文章の体系的な構造を指し、プログラム言語の明確な記述で構成するための一連の規則で、プログラムを書くときに、文法や構文に間違いがあり、コンパイルするときに見つかるエラーの総称。似たエラーとして、つづりの間違いや数値などに矛盾した誤りがあって起こるセマンティック・エラーがあり、こちらはプログラムを実行するまで見つからないことが多く、プログラマーを悩ませることが多い。(マルチメディア・インターネット事典より引用)

わけわかりませんね。私もわかりません。
ごくごく簡単な例で考えてみましょう。

よく文章を書くときに、()、つまり括弧を使うときがありますよね。
私はよく使う方ですが、例えば(笑)、って使い方もしますよね。

さてさて、括弧は開くのと閉じるので一セットです。
開きっぱなしだとどこまでが括弧がきで書きたいことなのかわかりませんし、
また閉じたものだけあるとどこから括弧でくくられているのかわかりませんよね。

ソフトを作るときに「コンパイル」という作業があって、
これは、人が書いたプログラムを機械がわかるような言葉に翻訳する作業です。
これは普通それ専用のソフトに任せちゃいます。

で、このコンパイルという作業のとき、
翻訳中に「括弧が足りない!」とわかると、
コンパイルをしてくれるソフトが警告(つまりエラー)を出してくれるわけですね。

こういうエラーを「シンタックスエラー」といいます。
で、あってるはずです。たぶん。

で、これを前提に考えていきましょう。

さてさて、この「シンタックスエラー」という曲、
いろんなところにエラーがしのばせてあるそうです。
ですので、この曲を聴く、というのはコンパイルにつながるのかしら、
と思ったり。(聴いてエラーを探し出すわけですね)

この曲はマーチですから、
マーチとしての形式、をまず前提とする必要がありますね。
そもそもマーチとして意識をさせなければエラーともわからないものですし。

さてさて、私が考えるマーチの形式はこんな感じです。
・マーチのテンポである。(だいたい、私の感覚としては音符=100~144ぐらいですかね)
・中間部にトリオがある。
・表打ち(?前打ち?)、裏打ちがある。

こんな感じです。(他にもあるとは思いますが・・・)

では、「シンタックスエラー」はどうでしょう。
上の条件はほぼ満たしています。
曲を聴いた限りでは裏打ちがなかったようですが、
ほぼ全体を通して何かしらの楽器が表打ち(とします)をしています。
「コンサートマーチベスト」の演奏では、かなり強調されていますね。
(CD感想で「なんというかノリノリ」、と書きましたが
 これは多分低音部が強調されているからだと思います)
で、バスドラムがたまに裏打ちをしているのですが、
これがエラーにあたるそうです。
私が「エラーっぽい」と書いたトリオ後のブリッジ(になると思いますが)、
チューニングっぽいんですが「あそこまでテンションあげててチューニング??」
って感じでおもしろいです。
なんというかプログラムが快調に動いてて「これで本番でも動かせるわ☆」
と思ったところに急に動かなくなるような感じですね(泣)
仕事でこれはとても悲しいです。うう・・・

気を取り直して先に先に。
そんな感じで、「シンタックスエラー」に潜むエラー、探してみるのもおもしろいですね。
「プログラムは作った通りにしか動かない」。
曲も一緒ですね。
「楽譜は書いたとおりにしか演奏されない」。
ま、でも音楽は指揮者や演奏者という
かなり柔軟なコンパイラ(コンパイルをするソフトをこう呼びます)
があるわけですから、
それだけいろんな解釈ができるというのも一つの楽しみなんですけどねー。

ちなみに何でタイトルが「ポセイ丼」なのかというと、
最初エラーの説明をするときにどんぶりにたとえて解説するつもりだったのですが
よくよく考えたら「セマンティックエラー」についての説明だったので
本文中では使いませんでした。

で、「シンタックスエラー」はポセイ丼ぽいなーと思っただけです。
食べたことないんですけどね。ポセイ丼。
あと「海辺の道」は海鮮親子丼(鮭といくら・わさび添え)とか「そよ風のマーチ」は他人丼だとか
「すてきな日々」はソースカツ丼だとかどうでもよいことを考えていたのですが
長くなったのでこのへんで。

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ぜんぜん全国No1!

今日はラム★さまにもコメントをいただいたので、
中学生モードでがんばります☆

ということで、復活!「吹奏楽の旅2005」ですね!!
ちなみに去年は全然全く見てません!!
(なのでブログにも話題にしてませんでしたね・・・)
去年の映像も一部流れましたね☆

で、今日はわくわくしつつみてました~
「バンドジャーナル」もしっかり写りましたし。
(ちなみにあのページの裏は「七五三」の記事でした。チェック済み。)
Wishの紹介もありましたね。
(↑個人的にポイント高かったです。「吹鼓伝」やってるところなんで)
エアーズも沢山流れましたし。
なにより感動的でしたねー☆
やっぱ卒業式は感動的ですよね~

今後の放送予定ですが、
洛南高校と万騎が原中だそうですよー。
どんな内容になるか、楽しみですね!

今後の取材希望☆
「高校生作曲家!佐藤俊介くん」とか
高校だと春日部共栄高校とか
「パクス・ロマーナ」にまつわる感動秘話
(このブログを作ったきっかけ。部活とは関係ないんですけどね。)
とか・・・
あるといいですねー。

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2005/04/09

[なにわ《 オーケストラル》 ウィンズ]演奏会2005

おはようございます☆

今日はゴールデンウィークのスペシャルイベント、
[なにわ《 オーケストラル》 ウィンズ]演奏会2005 について。

去年は当日券で入ろうとしたら完売で、
相当悔しい思いをしたので今年はちゃんと前売り買いました。
4/4に一般発売だったのですが、
次の日に販売状況を見るとすべての席で「お早めに」表示が!!
ということであわてて買いに行きました。
(当日は受付時間が終わったあとにお店に行ったのです・・・)

さてさて、この演奏会ですがオーケストラ奏者のシンフォニックな響きもさることながら、
丸谷氏の楽しいおしゃべり(一部CDにも収録されていますね)や、
課題曲の実験演奏などもあり非常に盛りだくさんの内容で行われます。
人気があるのもうなずけますね。

課題曲の実験演奏はほぼ生でしか聴けないですので、
ここだけのお楽しみ、というものですね。
そもそも課題曲の演奏も初回盤にしかつかないというのもありますし。
今年の課題曲実験はどんなのをやるんでしょうね。
「パクス・ロマーナ」をいじりたおすんでしょうか??
あといじりがいがありそうなのは「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」ですかね。

今年は去年までとは少し傾向が違うようで、
ピーター・グラハムやスティーブン・メリロの曲もやるようです。
私は名前しか知らないので、どんな曲なのか楽しみです。
あとはやっぱり「イギリス民謡組曲」が聴きたいですね。

個人的なお楽しみはアンコールの、
昔の課題曲マーチとジャパニーズ・グラフィティーなんですが。
昔の課題曲マーチはまだ傾向がつかめないので、
(2003は「カーニバルのマーチ」、2004は「栄光をたたえて」)
今年はどの曲になるのか予測がつきません。
ジャパニーズ・グラフィティは個人的にVが聴きたいです(笑)
「北酒場」のイントロが元曲そのまんまなんですよ。

というわけで興味を持たれた方はチケットを買いに走りましょう~

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また「吹鼓伝」やってしまいました。
相変わらず4年目で全国金なのは変わらないのですが、
好みの選曲でとれたので書いておきます。

課題曲:カーニバルのマーチ
自由曲:吹奏楽のための抒情的「祭」

今回やったのはオリジナル作品の自由曲(邦人もの)が多かったです。
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2005/04/08

昭和の歌心

お風呂からあがりました。
ついでにもう一度「吹鼓伝」をやってみたらやっぱり4年目で全国金。
ちなみに
課題曲:マーチ スタウト アンド シンプル
自由曲:青銅の騎士

でした。

ということで今回は昭和の歌心、です。
まずはこちらを見ていただきましょう。
横浜ブラスオルケスター公式HP内の「睦郎's Room」
ここの3月1日の記事、「好き嫌い」をご覧くださいませ。
(ちなみに、4月9日はメンテナンスがあるそうで一時的に見られない可能性もあります。
 ご了承下さいませ。)
中村睦郎氏の好きな物がいろいろ書いてありますね。
・・・で。
一番下を見ると「森の贈り物」の文字が!!
当然あの「森の贈り物」ですよね。っていうか定期演奏会聴いたし。

ということで、今回は「森の贈り物」と昭和の歌心について考えてみたいと思います。

昭和歌謡、流行りですね。
(ちょっとブームはさめたような気もしますが)
純粋な昭和歌謡ではなく、昭和歌謡っぽいテイストの曲が結構売り出されています。
そのはしりがEGO-WRAPPIN'「色彩のブルース」だとは思うのですが、
EGO-WRAPPIN'自体はたまたま売れた曲がそんな感じだっただけで
全体的には昭和歌謡を意識しているわけではありません。
近作「Merry Merry」は全くそんな雰囲気ありませんしね。

・・・ってここは吹奏楽ブログでした。
とりあえず気を取り直してみますね。

昭和歌謡はひとまずおいておいて、
「森の贈り物」自体は非常にクラシカルで雰囲気の優しい曲です。
展開が非常に早い曲ですが、ではどのへんに昭和の歌心があるのか。
個人的にはスネアドラムとハープのソロ?の後からの展開にそのような雰囲気を感じます。
今楽譜が行方不明なので練習番号が書けないのですが・・・
あ、今改めて聴き直してますが、最初のソロのメロディーもそんな感じですね。
福島弘和氏とはまた違う「泣き」のテイストです。
福島氏を「東北を舞台とした演歌」の泣きとするなら、
 「森の贈り物」はまさしく昭和歌謡的な「泣き」ですね。
要は民謡を意識しているかポップスを意識しているかということです。

酒井格氏の曲は基本的に海外で演奏されても
日本で演奏されてもあまり印象に変化がないのですが、
(以前に書いたことがあるかもしれませんが、
 海外の団体が演奏した「ぐるりよざ」は妙に華々しくてなんか違うなあ、
 ということがありました。)
「森の贈り物」に関しては海外の団体が演奏すると印象が異なってくるのかもしれません。
デハスケで参考音源は発売されていないようなので、
どこかで演奏されるのを待つばかりなんですけどね。
楽譜に書いてある5分台の演奏時間も気になるところですが。

森の贈り物では別ネタで書くつもりだったのですが、これはまた後日。

最後に私信。
しゃちょうさん、そろそろ「満ち潮のロマンス」返してくださいな~

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ゲームで遊びました

今日は新人歓迎会帰りで少し酔っぱらい気味のごいんきょ(他称:取締役秘書(という名の電話番))です。
今お風呂に湯を張ろうと思ったら間違ってシャワーに切り替えてしまい
水をかぶってコントのような状態になっています。

それはともかくとして、以前ご紹介した「吹鼓伝」、やってみました。
はまりますね。おもしろいです。

で、やってみました!
見事4年目で全国金です!!
一応証拠画像もあります。(念のためアップは控えます)

ちなみに
課題曲:マーチ スタウト アンド シンプル
自由曲:春に

でした。

この前は5年目で金賞をとり
課題曲:風と炎の踊り
自由曲:「アルプス交響曲」より(私たちのアルプス!ですね。)

でした。

課題曲はともかくとして、
自由曲はどれだけのバリエーションがあるんでしょうね。
ちょっと見てみたいのでもうちょっとやってみます。

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2005/04/07

「蠍座」の音楽

今日は阿部勇一氏について書きます。

タイトルに蠍座とありますが、阿部氏は蠍座です。
森島洋一氏のコラムで確認できますね。ここのコラムもおすすめ。)
前々から阿部氏の非常に「蠍座っぽい音楽だなあ」と思っていたのですが、
ではどのあたりが蠍座っぽいのかを考えてみたいと思います。

私の個人的なイメージとしては
「表通りから一つ道を入ったところでひっそり営業している居酒屋」
なイメージです。
実際の阿部氏経営のお店は駅前にあったりするので
あくまでイメージのお話です。

私の家の近所にまさしくそんな感じのバーがあります。
バーはガラス張りで店の外から中の様子がまるわかりです。
ここは特に宣伝をしているわけではないのですが、
口コミでお客様が集まってくるようです。
夜に前を通るとだいたい満席です。(そんな広い店ではないのですが)

そんな近所の店の話はともかくとして、
居酒屋は居酒屋だという雰囲気はするのですが、
入っていいのかな?という気にさせるような、
そんなたたずまいです。

何を言いたいかというと「わかる人だけわかればいいんとちゃう?」
という感じですね。自ら宣伝とかは積極的に行わない。
(再三書きますがあくまでイメージのお話です。
 実際の阿部氏経営のお店はそれなりに広告を打ってたはず)

ちなみにこのブログもそんな感じでやってます。
店主(=私ですが)は着物じゃなくてエプロンをした感じですね。愛エプ。
伝票は手書きで。

だんだん話がずれていってますが、
蠍座の音楽とはある種の突き放し感がある音楽ではないかと思うのです。
現に阿部氏の曲は人気があっても演奏される機会はそう多くありません。
単純に難しいのもあると思うのですが、
それ以上に「これこれ!是非演奏して!!」
という売り込み感があまりないんですね。
(悪い意味で言っているわけではありません)

なのでなかなか生で聴く機会もないのですが、
来週、ここで聴けますね。

すぐ話がそれますが、
そのような雰囲気はどこからやってくるのかを考えてみたいと思います。

親しみやすい調性音楽とかというとそうでもなく、
またばりばりに現代音楽というとそうでもない、
(メロディーが魅力的ですしね)
非常に独特な音の質感があります。
ここらへんの質感については森島氏のコラムを参照していただくことにして。

阿部氏の曲というのはイメージしやすい標題があることが多いのですが、
その標題に沿った音階を使っているかというと必ずしもそうではなく、
標題を一度咀嚼し、味付けを行った後にさらに組立直す。
というような印象を受けます。

民族音楽に造詣が深い(とどこかに書いてあったような・・・)そうですが、
民族音楽的な基礎をもちつつもそれに終始しない。
という感じがします。

なんか同じ事二回書いてますね。うまくまとまりません。

曲の全体としての印象としてはそうなのですが、
私が個人的に好きなところは
二つメロディーがあって、そのメロディーをわりと強引にまとめてしまうところ。
前の記事で福島弘和氏の曲の流れについて書きましたが、
それとは対極を成す感じです。
非常に男性っぽい。
「俺についてこい!」って感じですね。

響宴の曲ではその箇所がなくて残念、
と書きましたが琵琶湖は非常に穏やかな湖ですので・・・
まあそんな感じですかね。

積極的にアプローチはしないものの、
少し仲良くなるとちょっと強引なところもあって・・・♪
という、くせになるとなかなかはまる、そんな曲と言うことでした。

こんな曲解説でいいんでしょうか・・・
ちょっと不安がよぎりますが、まあそんなこんな、です。

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2005/04/06

「泣き」の美学

今回は福島弘和氏の曲について思うところをつらつらと書こうと思います。
曲については軽く触れてはいましたが、
つっこんだことは書いていなかったと思いますし。

福島氏といえばここでも以前書きました「稲穂の波」が有名ですね。
(ちなみに、結局演奏会ではやらないことになりました。残念)
1998年の課題曲です。
課題曲採用後もコンサートピースとしてちょくちょく演奏されています。
曲の完成度としてはご本人曰く「道祖神の詩」の方が上、
と確かどこか(ウインドアート出版のコラムですかね?)に書いてありましたが
曲の完成度については私はよくわからないのでおいといて、
解釈の幅広さという意味ではやはり「稲穂の波」の方が上になるなあ、と思います。
文章でいう「行間」をいろいろな解釈で読めるんですね。
タイトルからのイメージも非常に広げやすい。

以前、「響宴」の曲感想でも書きましたが
この方の曲は基本的に「明るさ全開!」ということはなく、
微妙な影、静かな翳りがあります。
暗い、というわけでは決してないのです。
そこからイメージするもの、というと私は「郷愁」ですね。
「ノスタルジック」という横文字ではなく、あくまで「郷愁」。漢字です。

「郷愁」というと「遠くにありてふるさとを思うもの」なわけですが、
ふるさと、の中でもとりわけ女性、つまり母親や祖母、あるいは姉
(つまりは自分より年上の女性ですね)
を感じさせます。
この方のメロディーはオーボエやサックスがとても印象的なのですが
(「碧の変奏」の冒頭の長いオーボエソロは特に印象的ですね)
よく、オーボエやサックスの音色で表現される「官能的」な印象はごく少ない。
むしろ演歌的な「泣き」を感じさせます。
演歌的な「泣き」といっても女の情念を歌い上げる「天城越え」のようなイメージではなく、
「越冬つばめ」っぽい感じです。(こっちは待ってる女性ですね。多分)

なんかだんだん訳がわからなくなってきたので気を取り直して。
「郷愁」を感じさせる「女性的」な「泣き」。
これはどこから感じられるのでしょうか。

「泣ける」ドラマ、ありますね。
「北の国から」でもなんでもよいのですが、
ドラマの流れに盛り上がりがあって、「泣き」のポイントへ落としこむ。
「泣ける」ドラマはこの流れが非常に自然です。
「ここで泣いていいんだ」という安心感があります。

福島氏の曲もその流れが非常に自然で
曲の「泣きポイント」がわかりやすいです。
安心感を得られるのはやはり女性に対して感じることだと思うので、
ここで女性的な泣きを感じるわけですね。

まとめると「泣けてすっきり☆」って感じです。
・・・ちょっと違うような気もしますが、これはこれで。

そういえばそろそろ北京では柳絮の舞う季節ですね。
(日本では6~7月頃に上高地あたりで見られるそうです)
私も「柳絮の才」と呼ばれるような女性に少しは近づいたでしょうか。

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2005/04/04

ゲームで遊ぼう!

ごぃんきょデス☆
ホルン吹いてマス☆
どっちヵとぃぅと㊦吹きがとくぃデス☆

・・・すみません。もうやめます(苦笑)
下吹きが得意なのは本当です。2ndラブ。
(なんか違う意味っぽく見えますね・笑)

さてさて、表題のとおり今回はゲームのお話です。
ここで紹介するまでもなく有名なゲーム、「燃えろ!普門館」
このBlogにもコメントを寄せて下さっている(本当にありがとうございます)
くらえさまの作です。
リンクはこちら
もえふもは語るまでもなく有名なゲームですが(攻略法も研究されているぐらいですし)
今回その続編が出来たということでご紹介!
「吹鼓伝」です!
もえふもの一般バンドバージョンとのこと。

私も早速やってみましたが地区大会銀賞どまり。
なんか現実とほぼリンクしていて軽く鬱になりますが
それにも負けずがんばって全国金賞とれたらいいなあ、
と思います。じっくり腰を据えてやりたいですね。

もえふもはオンラインゲームですが、
吹鼓伝はWindowsアプリケーションなのでご注意くださいませ。
あと、もえふもは課題曲がうそっこタイトルですが(組み合わせがおもしろくて好きです)
吹鼓伝は年代がきちんと決まっているのでその年の課題曲名が表示されます。
これも思い出に浸れてよいですね。

おまけ:
くらえさまのおすすめ非吹奏楽ゲームはこちら
完成版をやりましたがなかなかくせになるはまり度です。
壁の動きがおもしろいですね。

ご紹介承諾して下さったくらえさま、ありがとうございました!
演奏会楽しみにしていますね。

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BRASSBAND CLUB

トップの注記をはずしました。
というか女性ってことをわざわざ書かないといけないのもなんか悲しいので、
前向きに解決方法を考えてみました。

・・・ギャル文字を使ってみよう!!
ということで使ってみます。↓

私ゎ㊥②吹奏楽部でホルンを吹いてるョ!!
ぢゃん②書き込んでくださィ>▽<

・・・あかんもう無理。そもそも中2ちゃうし私。
というわけでいつもの文体に戻ることにします。
(そもそも機種依存文字を使うのに抵抗あるし・・・)
ちなみに上記の文、ここからの引用です。すみません。

さて表題について。
吹奏楽系着うたサイトとしてはトップクラスのこのサイト。
アドレスはこちらですね。(音が出るので注意!)
で、ここでの人気ランキングが発表されてましたのでリンク
圧倒的人気だそうです。「パクス・ロマーナ」。
いやはやめでたいですね。日本のマーチ王。
ちなみに順位は課題曲の番号順なのですね。
IIとIIIが入れ替わりかなと思ったのですがそうでもないんですね。
しかし「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」の略称は「パフォーマー」?
私は勝手に「ストパー」と読んでますが、はてさて何が正しいんでしょうね。
略さずに呼ぶのが正しいのでしょうか。

さてさて、その下には新曲情報が書いてありますね。
穴埋めクイズを見ると「僕の見た秩序。」を思い出す私もアレですがそれはともかくとして。
「あのバンド」で「あの曲」!で作曲者は!
酒井さんという作曲家さんといえば、
○かぜさんという考えも頭をよぎりましたが、
やはりこのブログ的には○たるさんの方の酒井さんでしょう。
ということで○たるさんと仮定して曲名を考えてみます。

ちょっと考えてみましょう。
○な○○
○○と○
○○○山
山○○○
海○○○

○の数を重視しても結構ありますね。
やはり有力候補はあれだと思うのですが、どうなんでしょう。
あれの場合、○美ウインドオーケストラなら新録しなくてもすでに音源がありますし、
他に思いつくのは広○ウインドオーケストラぐらいなんですが、
他にも団体があるのでしょうか。
○の数を無視すると結構あるのですが・・・。難しいですね。
正解を早く知りたいものです。
オリジナル録音も聴けるとよいのですが、
残念ながら私は着うた対応していない携帯なのです。
なので指をくわえてみているだけですね。しょんぼり。
CDで出ませんかねー。

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2005/04/02

追悼、鈴木竹男氏

追悼文というより個人的な思い出となりますが、
書いてみようと思います。
ちなみに、昨日ではなく本日のご逝去だったようです。
(ソースが後から修正されていますね)

私の中高生時代にもっとも多く聴いた指揮者といえば鈴木氏で、
コンクールの実況録音やジョギングブラス等を録音しては聴いていました。
(CDはお金がないので買えなかったのです・・・)
品がありテンポをとても大切にする演奏は
私の好みの演奏のルーツといえるかもしれません。

マーチの指揮は本当にすばらしく、
どのようなマーチであっても常に「行進曲であること」を意識された指揮は
マーチとは本来どのようなものであるべきなのか、
ということを深く考えさせられます。
もちろんマーチ以外の指揮もすばらしい。

今日は鈴木氏指揮の演奏ばかり聴いていました。
「アップルマーチ」「夢と勇気、憧れ、希望」等を聴いていましたが
やはり色あせない良さがありますね。

謹んで、哀悼の意を表します。
ご冥福をお祈りいたします。

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鈴木竹男氏逝去

昨日お亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

詳細はこちらにて。

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