« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005年3月の記事

2005/03/26

響宴(追補)

テンプレート変えました。
桜が好きなので、桜ものに。
「ココログデザイン」が出来るまではずっと「さくら」テンプレートでしたしね。
ちなみに今までの変遷は
「さくら」→「チャイナ」→「アポロ」→「てんとう虫」→「水辺の蛙」です。

追補、ということで何を書こうかと思いましたが
曲の並べ方(プログラミング)について少し。

今回はいつもと違い(ということですが、私は初めて行ったのでこれは伝聞)
明るめの曲が多く、聴きやすいものが多かったと思います。
明るめとはいえ、ポップスに特化したのではなく、あくまで基本はシンフォニックに。
シンフォニックなバリエーションに幅があったので、これはよかったかと思います。

はじめは明るく軽やかに。
(渡部氏のマーチ、よかったです。)
大人の響きを存分に堪能した後、
(川越奏和のみなさま、お疲れ様でした)
若々しい元気な演奏で気分を変えて、
(埼玉栄の演奏曲はちょっとしたミニコンサートを意識した流れでよかったです)
現代的な響きを味わった後、
(現代曲はやっぱり身構えて聞いてしまいますので・・・個人的に。)
本職の演奏をぞんぶんに楽しむ。
(最後が重めの組曲ものではなく、マーチで軽やかに終わったのはとてもよかったです)

という感じでしょうか。

個人的には「残酷メアリー」→「風のハーモニー」の流れが好きです。
がんがんの現代曲を聞いた後の、
馴染み深い松尾氏の馴染み深い曲調、でほっと一安心。ですね。

私のような一聞き手から、作曲者、曲の出品者の方まで、
いろんな感想がネットで探すとでてきますので、興味のある方は探してみてくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/21

響宴(後編)

ひきつづき「響宴」後編です。
素人感想ですので参考までに。

演奏:埼玉栄高等学校吹奏楽部
・さくらマーチ
 杉本氏のポップス色が出ているマーチ。
 マーチとしてはポップス的味付けはされているものの、スタンダードなマーチです。
 さわやかな演奏と相まって魅力がよく引き出されていたかと思います。
・その胸に抱け青雲の志
 内藤色たっぷりです。
 マーチということですがいわゆるスタンダードなマーチとは少し異なります。
 雰囲気は「栄光をたたえて」のような雰囲気ですね。
 しかしタイトルが・・・親の願いがよく現れているタイトルですね。
 (お子さまのために作曲された曲だそうです)
・未来への飛行
 飛行、青空といったさわやかなイメージがよく似合う曲ですね。
 何かが始まるわくわく感といいますか、
 そのような感じがよく表現された曲だと思います。
・花の歌
 「花」は「桜」ではなく、冬の後にひっそりと咲く白い花だそうです。
 私が思いつくのは沈丁花、雪柳などですが・・・、ちょっと違うかもしれませんね。
 で、曲ですが福島氏らしい少し影のある曲ですね。
 この方の曲はどんな明るい曲でも(ex.道祖神の詩)全開の明るさというものがないのですが、
 今回の曲もそんな感じで。(暗いのが悪いということではありません)
 曲のカタルシスへのもって行き方はすばらしいですね。
・アプローズ!
 短い曲でアンコール向けの曲。
 ほどよい疾走感がよい感じですね。
 Xylo.とPicc.のうまい団体は是非。

演奏:神奈川大学吹奏楽部
・MARCHE CAPRICE
 阿部氏的琵琶湖解釈、ということでさわやかな曲調の曲です。
 阿部氏の持ち味である「からまりまくった複数の旋律をまとめあげる」
 箇所があまりなく、今までの曲とは少し違った色合いの曲でした。
・Secret Song
 繊細でやわらかな、しかし現代的な曲。
 現代色豊かな曲というと私はどうもがんがんに楽器を鳴らしまくるな曲が思い浮かぶのですが、
 このような曲もあるのですね、と勉強になりました。
・残酷メアリー
 田村氏のいつもの曲調。
 田村氏の曲は「曲」ととらえるよりは、
 「音の構造の重なり」=「プログラム(実行ファイル)」として解釈するとおもしろいのかもしれません。
 どのへんが残酷かというと最後のサンダーシートですかね・・・?

演奏:航空自衛隊中央音楽隊
・行進曲「風のハーモニー」
 ハープを加えたさわやかかつひと味違う曲調のマーチ。
 いつもの松尾節全開!ではなくちょっと違った感じですね。
 ちょっと違ったところが好きです。(松尾節が・・・ということではありません)
・LEGEND Euphonium and Wind Ensemble
 叙情性あふれる曲調と外囿氏の表情豊かかつすばらしい技巧の演奏が相まって、
 とてもすばらしい演奏だったと思います。
 ソロとアンサンブルとの息のあった演奏もすばらしい。
・ペル・ソナーレ
 話題の八木澤氏の曲を初めて聴いたのですが、
 確かにコンクール向けで受けやすい曲調だというのがよくわかりました。
 さわやかかつ明るい、そして聴かせどころがあるということで
 コンサートピースにいかがでしょう。という感じですね。
・Naval Bleu
 真島氏のさわやかかつおしゃれなポップス曲調のマーチ。
 スタンダードさに少しアレンジを加えた、聴いていて楽しい曲だと思います。

とずらずらと書いてみましたが、よくプログラムを見ると本当に今年はマーチが多いですね。
6曲ですか。マーチ好きとしてはありがたいですね。
とりあえず、今回はこのへんで・・・

| | コメント (4) | トラックバック (0)

響宴(前編)

微妙に二日酔いのごいんきょです。

響宴に行って来ました。
まずはお礼を。
松尾ご夫妻(いろいろとよくして下さりありがとうございました)
くらえさま(素敵な演奏をありがとうございました)
一緒に行って下さったみなさま(いつもお世話になってます)
杉本幸一さま、矢部政男さま、高橋宏樹さま(きちんとご挨拶できずすみません・・・)
ありがとうございました。

後述:beeさまの分も聴いてきましたよ!
   私の感想で少しでも当日の雰囲気が伝わると嬉しいです。

さて、感想ですね。
響宴に行くのは初めてなのですが、
出版ブースがあったりして楽しかったです。
サンプルCDもいただけましたし。
今日演奏の楽譜が閲覧できるのもいいですね。
(出版社持ち込みのサンプルも見られました)

曲の感想です。
素人感想ですので参考になれば幸いかと。

 演奏:中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部

・行進曲「風の音に乗って」
 さわやかなマーチ。オープニングにふさわしい曲ですね。
 途中に何回か出てくる木管だけの箇所はさすが木管奏者の作曲者らしく、
 聴かせどころとなっていると思います。
・Thread  for wind orchestra
 「Thread 」はプログラムの単位のこと。だそうです。
 ちょっと違った視点の解釈としては掲示板のスレッド、
 というのがわかりやすいかと思います。
 あるスレッドではけんけんがくがくの議論、
 他のスレッドではのんびりまったりお茶話・・・
 それはともかくとして。
 この曲が一番少ない編成での演奏でしたね。
 トランペットのマウスピースで音階を奏でてたりしていました。
 私は現代音楽はあまりわかりませんので、
 感想をどう述べてよいのかわかりません・・・
 すみません。
・ウインド・アンサンブルのための五章「ケンタウル祭の夜に…」
 ~宮澤賢治「銀河鉄道の夜」によせて~
 元曲のトロンボーンアンサンブルの雰囲気を残した1楽章と5楽章が良かったです。
 わかりやすいテーマとテーマの解釈でコンサートピース向けかと思います。

演奏:川越奏和奏友会吹奏楽団
・SALTY MUSIC
 作曲者のお写真と年齢で先入観があったのですが、
 思いっきり現代より、思いっきりジャズということでいい意味で予想を裏切られました。
 この若さでこれだけの曲を書けるのはすごいの一言。
 これからが楽しみな作曲者さんですね。
・音楽祭間奏曲
 小長谷色豊かな静かな曲。
 間奏曲というタイトルにふさわしい流れるような曲調でした。
・枯木のある風景
 プログラムに掲載されている詩がおもしろい。
 風雨にさらされ、光を浴びる枯れ木の夢、という解釈になるのでしょうか。
 曲は・・・現代音楽はやはり私には難しいです。

演奏ですが、川越奏和奏友会吹奏楽団がどの曲も一番クリアに聞こえて、
自分としては一番好みの音でした。

続きは後編にて!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005/03/19

スウィングガールズ見てきました。

今日から目黒シネマで上映、ということで見てきました。

映画館はこじんまりとした映画館で、席は100席ほど。
見に行った前の回(笑の大学)では立ち見も出ていたようです。
私が見た回では立ち見は出ませんでした。
切符を買うときに要領の悪い私を見かねて館員の方がいろいろと教えて下さいました、
ありがたいことです。

映画ですが、とにかくおもしろいですね。
内容は先にメイキングを見ていたのでなんとなくわかる箇所があったのですが、
それを抜いてもおもしろいですね。
私はメガネフェチなので(私もめがねかけてますが)、
やはりユイカちゃんに目がいきます。
トロンボーンのあんな感じのタイプの子はかわいいですね。

いのししの見せ方は制限をうまく使った見せ方で、
工夫次第でおもしろく出来るのだなと感心。
このいのししの本物を以前見ましたが、
映画より小さく感じました。
それだけ存在感があったということですかね。

最後の演奏会シーンでいろんな団体の演奏が少しずつ聴けますが、
最後から二番目の曲がどうしてもわからなくて帰りずっと悩んでいたのですが
調べたら高橋伸哉氏「K点を越えて」でした。
何でK点を越えてなのかと考えてみたのですが、
割と最近にテレビで比較的多く露出したのが「K点を越えて」だったからかな、と。
何回も再放送された淀工のドキュメントで演奏されていたのが「K点を越えて」だったので。
「ベスト・フレンド」も演奏されていましたが(これは一番最後ですね)、
これは「うさぎとトランペット」と同じ意味合いでの使われ方かと思います。
様々なメディアで数多く取り上げられるとはなんだか役得ですね。

さてさて、もうすぐDVD発売ということで、
私も以前乗った「スウィングガールズ列車」がまたイベントとして帰ってくるそうです。
行楽シーズンですし、是非行ってみて下さいね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/13

「いたろぐ」発進!

9時間連続1st耐久レース(かつ途中までホルンは1人)で
くちびる腫れ放題のごいんきょです。
1stだけはかんべんな。(特攻野郎Aチーム?)

そんな前置きはともかく、ここ最近吹奏楽系のBlogが増えてますねー。
そんな中、このBlogにもコメントを寄せていただいている、
いたるさまのブログがついに開始されました。
これからどんな内容が書かれるのでしょうね。
楽しみです(*^-^*)むふふ・・・

作曲家の方々で知っているblogを書いておきますー。
あ、でもリンクはHPへのリンクです。すみません。
(備忘録ですね。)
中橋愛生氏
 (興味深い内容がいろいろと綴られています。
  おまけCD情報も掲載されるそうで。ありがたいです。)
福田洋介氏
 (日常生活中心?)
渡部哲哉氏
 (日常生活系、委嘱新作情報などもあり。)

他にもあると思うのですが、おもいつくまま挙げてみました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/11

音の質感

最近蠍座の方に注目が集まっているので、どきどきもののごいんきょです。
ホリエモンとか岡部幸雄騎手とか福井晴敏氏(「ローレライ」「亡国のイージス」の原作者)とか。
ちなみに福井晴敏氏も七五三生まれなんですねー。
福井氏は私の10歳上になるのですが、
私の10歳上の作曲家ってどんな方がいらっしゃったのか気になって調べてみました。
Musica Bellaさまにリンク(1968年参照)
なんというかすごいなあ、の一言です。
誕生年リストは結構見てると面白いですね。
「この方とこの方は同い年なんやー」って感じで。

前置きが長くなりました。

ちょっと前に鈴木英史氏の「愛三部作」を聴いていて思ったこと。
聴いていて「今コンクールで求められているのはこういう響きなんだなあ」と思いました。
聴き栄えのする、受けやすい音の質感。
私は編曲ものを好んで聴かないので鈴木氏の編曲作品はあまり聴かなかったのですが、
今回三曲を聴いて編曲作品が多く演奏されている理由がわかったような気がしました。

私はたとえ(という名のこじつけ)が大好きなので、やっぱり今回もこじつけてみます(笑)
(毎回書きますがあくまで私見です!ご注意くださいね。)

鈴木氏の音の質感は「サテン」でしょうか。
光沢のある輝かしい布地。
人の目をひきつける魅力がありますね。

ということで他の方もたとえてみましょう。

松尾善雄氏は「綿」なんです。布の種類じゃないですね・・・すいません。
肌になじみやすく、またとても身近にあり、
さまざまな表情を見せる布地でもありますね。

酒井格氏はふわふわでもあもあな毛皮な感じですね。
肌触りにとても安心感が持てます。
自然な感じの手触り、というのもありますね。

真島俊夫氏は「ベルベット」ですね。大人な雰囲気。
「夜」なイメージがとても似合いますね。
ベルベットの素材を着こなせるのは、
やはりおしゃれな大人な方だと思いますし。

高橋宏樹氏は「シフォン」な感じですね。
やわらかくて繊細な感じです。
「イギ民」や「ストパー」が有名な方ですが、
本来は「エアーズ」のような感じの曲で本領発揮される方だと思いますので。

以上、思いつくままかいてみました。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2005/03/10

コンサートマーチベスト

予告通りの内容。
ということでコンサートマーチベストです。
音の質感の良さはさすが自衛隊の皆様という感じです。
買って損はなし!ですね。

さてさて、レビューですよ。前書いた順。
「海辺の道」
冒頭にだまされちゃだめです!いや私はびっくりしましたが。
とってもかわいらしい曲ですよ(冒頭はかっこいいです。はい。)
海辺でのお散歩という感じでしょうか。
じゃあ冒頭は・・・、散歩しようとしたらいきなり高波がやってきた感じですかね。
スタンダードなマーチさもありつつしっかりいたるちっくなところが好きですね。
聴いてて楽しくなる曲調はさすが!です。
しかしいつも思うのですが酒井氏はホルンの目立たせ方がうまいですねえ。
(めちゃくちゃ高音を使っているわけではないのですが、
 きちんと目立つように書かれているのです。ホルン奏者にはありがたい)

「シンタックス・エラー」
なんというかノリノリ。
中橋氏はがちがちの現代音楽を書かれる方だと思いこんでいたのですが、
割とポップスに近いノリですね。現代音楽の知識がない私でも聴きやすい。
個人的に「シンタックス・エラー」と感じたところは打楽器Soliの前の箇所ですね。
ちなみに、この曲は今年の課題曲Vへの応募作だそうです。
なんとなく、個人的には坂井貴祐「セレモニアルマーチ」のような道をたどりそうな予感です。
(「セレモニアルマーチ」は課題曲応募作→レンタル譜として出版→売り譜扱いになったという経緯があります)

「そよ風のマーチ」
最近個人的にはまっています。
松尾氏の代表的マーチというとこの曲になるんですかね。
(多分演奏回数は一番多いと思います)
打楽器にかなり凝っていますがスタンダードなマーチ。
正統派に見えて実はひと味違うよってところが好きですね。
聞き所はやはりTrioでしょう。
いや、私が単に打楽器好きなだけなんですけど。

こんな感じで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/05

太陽に向かって

3月2日にめでたくマーチのCDが発売されましたね。
私も買いに行きました。(予告の2枚)
「海辺の道」「シンタックス・エラー」「そよ風のマーチ」などについてはまた後ほど。
すみません・・・

聴いてみて一番気になったのが矢部政男氏の「太陽に向かって」。
日本のマーチ・ベスト(戦後編)に入っています。
大好きな曲なのでうきうきしながらCDを入れて聴いてみました。

・・・なんか違う。いや、確かに私の知っている「太陽に向かって」ではあるのですが、
聴いたことのある「太陽に向かって」ではない。

ということで、録音テープ(放送音源。未だデジタル化にはいたらず。
先輩、のっちさま本当ににすみません・・・)
をひっぱり出して聴いてみました。

そうそう、これこれ!これだよ!「太陽に向かって」だよ!
(振り込め詐欺?)
打楽器がもろに違うんです。
他にもいろいろ変わっているとは思うのですが、
とにかく打楽器が違うのが目立ちます。

ちょっと考えてみました。
「太陽に向かって」自体は1990年の作品。
CDに収録されている音源は、遅くとも1993年までに収録されたもののようです。
で、私の持っているテープは1994年6月19日に放送されたもののようです。
放送音源が放送の1年以上前に録音されたものとは考えにくいので
(何せ毎週放送されていたもので・・・)
放送音源の方が後に収録されたものと思われます。
となると、放送音源版「太陽に向かって」の方が新しい版になるのでしょうか?

ただ、ちょっと考えてみると
他に原曲からの追加版が収録されている曲もあるそうですし、
一概にどちらが新しいとは言えない感じですね。

ちょっと謎が深まってきました。
私としては、一粒で二度おいしい結果となったのでばんざーい、って感じですけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/02

私の青春!吹奏楽部。

てんとう虫のテンプレートはとってもかわいいのですが、
Operaで見るとレイアウトが崩れちゃうんですよね。しょんぼり。
テンプレート動作対象外だそうなんで仕方ないのかな・・・?

とそんなこんなで。
昨年末部屋の掃除をしていたら新聞の切り抜きが出てきまして、
切り抜きの記事がこちらの広告だったんです。

で、今回「続・私の青春!吹奏楽部」が出たそうです。

早速ラインアップをチェック。ですよ。

気になるリスト。
・「カルミナ・ブラーナ」吹奏楽版全曲
・アルメニアン・ダンス パートII
・たなばた

で、何はなくとも「たなばた」ですよ!!
元CD(ここで試聴できます)
はすでに廃盤になっているので、かなり貴重。
JUST MUSIC」「Made in Japan」(どっちも収録されている演奏は同じですが)
に収録されている演奏以外の演奏という意味でも貴重でしょう。

いわゆる大人買いをしそうな予感です。
どうしようかなあ・・・?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »