「風の会」マーチ
つづきです。
ちなみにこの前の分はなぜか音楽の欄に新着登録されませんでした。なぜに?
それはともかくとして・・・
まず最初に、これまで課題曲となった「風の会」メンバーのマーチの曲を挙げてみましょう。(敬称略)
1981:マーチ「青空の下で」(坂本智)
1987:マーチ「ハロー!サンシャイン」(松尾善雄)
1988:「カーニバルのマーチ」(杉本幸一)
1990:行進曲「マリーン・シティ」(野村正憲)
1991:「そよ風のマーチ」(松尾善雄)
1992:「ゆかいな仲間の行進曲」(坂本智)
1993:「マーチ・エイプリル・メイ」(矢部政男)
1995:行進曲「ラメセスII世」(阿部勇一)
1995:「スプリング・マーチ」(大石美香)
1995:「アップル・マーチ」(野村正憲)
2003:「虹色の風」(松尾善雄)
オリジナルも多々課題曲と選ばれているのですが、そっちはさておき。
この中ではずして考えた方がよいのは行進曲「ラメセスII世」、とあとは「カーニバルのマーチ」でしょうか。
風の会マーチのいわゆるイメージとしては「元気・ほのぼの・明るい」という感じなんですが、
前者はかなり毛色の異なる曲ですし、
(言葉で表すのは難しいのですが、「俗っぽい現代音楽」という感じでしょうか)
後者はサンバホイッスルなんかも使う実験色の濃い作品ですので、
マーチとしてのスタンダードさも特色である「風の会マーチ」とは少し違うとは思います。
では上記のマーチでどれが一番風の会マーチっぽいかというとどれとは一概には言えないのです。
原点回帰というふれこみの「虹色の風」もちょっと違うんですね。印象としては。
私としての結論は以前にも書きましたが2003年の課題曲「ベスト・フレンド」。
風の会会員の曲ではないのですが、
いわゆる風の会マーチのエッセンスのようなものがこの曲には詰まっているのではないのかな、
と思っています。
作曲者の年齢的にもちょうど影響を受けた年齢ですしね。
こんな感じで。
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